あらすじ
失恋をして居心地の悪さに高校をサボった永田詩乃は突然綺麗になった祖母と意外なところで出会う。バイト店員・廣瀬太郎は自分のことを退屈な男だと思っているのに、キラキラ美少女がその日常を乱し始める。親友と別離した村井美月は辛い現実を越えて新たな一歩を踏み出していく。大切な想いをささやかにつなぐ場所、名物店長と個性的な客たちが集う小さなコンビニの心温まる物語。
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
今回は3作。少なめだけれど、一作一作がとても濃い。
テンダネスに集う人たちそれぞれの背景があって、それぞれの想いも悩みもあって、視点が変われば人の見え方も変わる、という当たり前だけど気付きにくいことを改めて気付かせてくれる。人の弱さとか過ちとか、自分では知りたくない部分に対しても、あたたかい眼差しを向けてくれるあたりが、町田そのこさんの作品だな、と思う。
3作ともとても好きなのだが、個人的には美月ちゃんに救いがあってよかったな、と思う。美月ちゃんにとっては辛かったと思うけれど、自分の過ちに気付いて、受け入れてくれる人にも出会えて、きっとこのエピソードを経て、素敵な人になっていくんだろうな、と思えた。
まだまだシリーズが続いているので、彼らのその後も何かしらの形で垣間見れるのかも、というところも楽しみにしている。
Posted by ブクログ
忘れられない思いを受け止める場所がある。
『廣瀬太郎の憂鬱』
廣瀬は、自身の個性がないことに対して、悩んでいた。
そんな廣瀬に焦点を当てた本章が特に印象に残った。
個性のない人なんていない。
誰もが魅力のある人間であるということを教えてくれるお話でした!
本作は、前作の登場人物との繋がりがある。
(シリーズ1巻で脇役で登場していた廣瀬や美月が本作のメイン。)
そして、最後には、続きが気になるようなに仕組まれている。
ツギを傷つけた謎の人が登場して、本作は終わる。
彼女は一体何者なのか?
その内容は、3巻にて、明らかになるのか?
続きが早く読みたい気持ちにさせてくれる1冊。