感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
2巻も面白かった!
薄かったので比較的すぐ読み終わってしまった。
今回は光莉があまり出てこなかったので寂しい。
第一話の「恋の考察をグランマと」のおばあさんのセリフ「自分の大事な部分は自分で守り通さなきゃいけないってこと、人は忘れちゃうもんさ」がめっちゃ心に刺さった。
辛いことが起こることはあるけど、乗り終えるまで見守ってくれる人がいるってステキなことだよなあ〜。
それで、エピローグで、謎の美女登場と、樹恵琉ちゃんとの確執が気になるところ…。
3巻まで出てるみたいだけど、完結したんかな?
そこのところも気になってきた。
もっと続いてほしい。
Posted by ブクログ
安定の作品。
第2巻ならではの良さが光ってイイ。
作中にある出来事や悩みって、誰にでも起こることだしシビア。
だから、どこか「あ~、わかる。この気持ち」って共感しやすいのではないか。
意見が違っても、今後その人と付き合っていく(友達関係、家族関係、恋愛関係すべてのケースにおいて)のならば、相手の気持ちを尊重していくのは必要不可欠。
自分の考えを押し付けるのは、ナンセンス。
だからといって、自分の考えを相手に合わせて押し殺す必要もない。
自分の心、自分自身をしっかり守って自分自身を認める、そして相手自身も認める。
この心って、すごく重要だなと気づかされました。
Posted by ブクログ
志波三彦
ミツ。九州地方で展開している地域密着型コンビニ・テンダネス門司港こがね村店の名物店長。あてられずにはいられない魔性のフェロモンの持ち主。
志波二彦
ツギ。『なんでも野郎』のツナギを着て、門司港こがね村店によく現れる謎の人物。
志波樹恵琉
志波5兄妹の末っ子。兄と同じく周囲をくらりとさせる美貌の持ち主で、門司港こがね村店のテナントが入っている建物内で事務職をしている。
廣瀬太郎
門司港こがね村店のアルバイト店員。自分のことを平凡でとるにたらない人間だと思っている。が、貴重なツッコミ役。
赤じい
梅田正平。真っ赤なオーバーオールを着て三輪車を乗り回す。自称『門司港観光大使』。その出で立ちの強烈な個性から門司港の名物となっている。
わたし
大石和歌。愛車『ピピエンヌ号』を買い、三ヶ月前ドライブがてら初めて門司港に行った。そして、テンダネス門司港こがね村店に入る。熊本在住。
鶴田牧男
私の幼馴染。父から古いシビック『あずき号』を譲り受けた。
永田詩乃
夕飯の赤貝の刺身に中って二日間寝み、その翌日にふらふらになりながら投稿したら、彼氏に『好きな子ができたんだ』と振られた。
金沢大輔
永田詩乃の元カレ。厨二病っぽいところがある。
ゆかり
金沢大輔の新しい彼女。
孝雄
詩乃の父。
由美
詩乃の母。
満江
父方の祖母。二ヶ月ほど前から同居している。いつもしかめっ面をしている気難しいひと。七十八歳。
湊
詩乃の友達。
璃子
詩乃の友達。
山井
高齢者専用のマンション"こがね村ビル"住人。満江と仲良くしている。
大塚多喜二
釣り好き。
桧垣梓
詩乃と同じクラス。
村岡
門司港こがね村店のアルバイト店員。
高木
太郎のふたつ上ののフリーター。樹恵琉のファン一号を公言している。
椿茂子
太郎と幼稚園から一緒の幼馴染。太郎とは高校二年の冬から大学一年の夏まで付き合っていた。下関市内のネイルサロンで働いている。
中尾光莉
門司港こがね村店のベテランパート。
栗原志摩
村井美月のクラスメイト。ひげもじゃだ派手な音色のツナギを着たオッサンだったり、赤いオーバーオールを着て赤い自転車に乗ったハゲたおじいさんと一緒にいるところを多々目撃されている。
村井美月
水戸江里菜
高校に入学してからできた美月の友人。おしゃれに熱心な派手な容姿の子たちのグループ。
亜美
江里菜のグループのメンバー。
沙織
江里菜のグループのメンバー。
林聡子
三十代の女性教師。
田口那由多
桧垣梓
美月の幼馴染。
吉川敦
江里菜の彼氏。
小坂佐助
吉川の友人のひとり。
澄恵
美月の母。
糸子
チャチャタウンの辺りをいつも散歩しているオシャレな女のひと。元はモダンバレエの先生。
神崎華
ツギのことを傷つけた。
Posted by ブクログ
今回も、フェロ店長のいるコンビニを舞台にあたたかくて優しくなれる話だった。
どの話にも、ちょっと素敵な言葉が出てきていた。
第一話では、祖母が失恋したけど、クラスの中で毅然とした態度で頑張ってきた孫に対して言う言葉、『自分の大事な部分は自分で守り通さなきゃいけないってこと、ひとは分からなくなるもんさ。誰かに蹂躙されても仕方ないと諦めてしまう人だっている。あたしもそうさ。自分の大事な部分を守るのは我儘じゃないのかと、いい妻じゃないんじゃないかとか、そういう馬鹿なことを考えて安く扱わせてしまったことがあるんよ。いまでも後悔しとることもある。でも、詩乃はその年で、守る術を知っとる。偉いねえ』
第二話では、やりたいことが見つからないという太郎や樹恵琉へのツギの言葉、『遠回りのもどかしさや足踏みしてたときの焦燥感。そういうもんを知らねえと、手に入れたもののありがたみが分からなくなるってこともある。当たり前だと思うと、ちゃんと大事にできなかったりもする。望んで望んで手に入れたものは、すげえキラキラ輝くもんだ』
第三話では、「自分のことを知ればきっと呆れてしまう」と言う美月への志摩の言葉、『呆れるって、知ってるつもりだったひとが使う言葉なんだって。知ってるつもりなだけで本質を分かってないひとが、思い込みでそのひとを見ていたひとが、その言葉を使うんだって。そんな人だったなんて呆れちゃう、って。本当にそのひとを見て、知っているひとは言わない。そんな言葉でそのひとの行動を終わらせないもんだって』
ちょっとグッとくる。
エピローグを読んで、次が楽しみです