【感想・ネタバレ】担当の夜のレビュー

あらすじ

漫画編集者って、なんてかっこわるい仕事なんだ!
人気投票と評価、そして売れ行きの間で煩悶する漫画家と漫画編集者。

不人気の果て、開き直って描いた官能漫画がようやくヒット、しかし創作のエゴイズムから逃れられない漫画家。
その矛先は担当編集に当然のように向けられる。
「俺の漫画に関われるだけでありがたいと思え」。
漫画家と編集者との共闘、そして決裂までを描いた『担当の朝』。

担当編集はまるで修行のような態度で臨まなければならない、現在では不人気となってしまった鬼才の大巨匠。
それでも「破門」される日はやって来る。
その理不尽さ、恩と怨念を描いた『担当の夜』。

有望な新人のはずなのに、なかなか新作を描かない漫画家。
その驚くべき「描かない理由」としたたかすぎる生命力を描く『最後の担当』。

今日もまた訃報が届く――。
なぜか早死にする漫画編集者たちへの痛切なレクイエム『俺酒』。

元青年漫画誌の編集長だった著者が描く、知られざる青年漫画の熱かった季節。

表紙・巻末マンガ:すぎむらしんいち

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