【感想・ネタバレ】スノウブラインドのレビュー

あらすじ

現代の奇書か、アンチミステリーか、唾棄すべきダメミスか?
〈新変格探偵小説〉の旗を高々と掲げた瞠目のデビュー作

R大学史学科のホーエンハイム教授は自らの退官記念にゼミ生たちを軽井沢近郊の狗神窪にある邸宅に招待した。
だが、豪雪に降り込められた邸宅の中で、使用人のフリッツが惨殺されたのを皮切りに次々と殺人が。
心理学を専攻する学生・夷戸武比古(いどたけひこ)は謎を解明するため、必死の探索を始めるが……。

典型的な「吹雪の山荘」シチュエーションで進む物語が、やがて奇怪な歪みを孕み始め二転三転、ついに驚愕のフィナーレへ。
本格ミステリとホラーの2つの要素を巧みに操り、謎と恐怖のタペストリーを描いたデビュー作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

孤立した洋館、完全な密室、あー定番のそういう感じね……と見せかけての!
仕掛け自体は変な話「アンチミステリにまあまあありがちなやつ」って印象ではあったのですが、幻想的・悪魔的なモチーフの活かし方がすごく上手くて読み手のこちらまで物語世界に捕らわれてしまいそうな雰囲気が素敵でした。

なんていうか、見え見えのトリックで目を眩ませて本当のトリックを隠してる部分がさすがだなーと思った部分があって(いくらネタバレフィルタかけてるとはいえあんま大っぴらにしたくない)
騙されながら読む読書体験が好きな人はとても楽しめると思います

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2024年06月30日

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