あらすじ
NHK「ひとモノガタリ」でも著者(山口さん)を紹介!話題に!!
病、死と向き合ったからこそ、
自らの人生を見つめることができた!
SNSでつながる誰かに
勇気やパワーをもらった。
自分も生きる元気を届けたい!
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「がんになって良かった」
これは生き残った
「がんサバイバー」としての言葉ではない。
著者が大学1年の冬、
数ヶ月に及ぶ抗がん剤治療を乗り越え
その先に待っていた、十時間を超える難手術に向かう
前夜にブログに記した言葉だ。
その後も入退院を繰り返す著者は、
どんな思いでこの言葉を発し、病と死に向き合い、
そして人生について考えたのか——。
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病は決して不幸そのものではない。患者を可哀想だと言ってくれるな。
僕は僕の生き様を残し伝えていくから、あなたはあなた自身の命について考えてほしい。
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僕は、今の僕が好きだ。がんになり、自分の思いを綴り、そして自らの人生について深く考えることのできる自分が。
(「まえがき」より)
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感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
星5つという評価をして良いのかは分かりません。評価するべきものでは無いのだと思いますが、多くの人に知ってもらうには、星5つの方が良いのだと思い、付けています。雄也さんが亡くなる前からSNSをフォローし、この書籍も購入していました。読み終えたのは、雄也さんが亡くなってからです。
出会ったことも話したことも無かったのに、「雄也さんには生きて欲しい」とずっと願ってました。神様はいるのでしょうか。何とも言えない気持ちです。私は雄也さんと同年代です。幸いにも私は、身体に何も起きず平凡な毎日を過ごしています。以前から「死」について人よりも多く考えることが多いタイプの人間ですが、この本を読んで改めて、毎日何もなく生きられていることが幸せなのだと思います。雄也さんは人々の中で生き続けるよう、願ってます。少なくとも私の中では、雄也さんは生き続けます。
正解のない話
作者の訃報をツイッターで聞いて
タイトルについて、考え込んでしまう。
『「がんになってよかった」といいたい』
壮絶な治療を得て、元通りの生活にもどることができたのなら
タイトル通りそうだと思う…。そして、この本を描いた時、出版されたとき
作者自身は快方に向かっていた時期だ。
しかし、そのあとに再び再発。
Twitterやプログなどをときどき読んだが
壮絶な治療の果てに待つのが、今度はどうしようもない「死」で…
亡くなる一週間前に、補助付きで歩いてる動画をアップしていた。
目はたしかに、生きることを諦めてなかったと思う…
Twitterやプログと合わせて記憶に残る本になった。
正解のない話。
ただ、やはりがんにはなりたくない…って思った。