【感想・ネタバレ】「がんになって良かった」と言いたいのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2022年10月29日

かなり辛い状態で、気丈に自分の気持ちを綴られていて、自分では無理だろうなと思った。ドナー、献血の大切さを思い知らされた。すぐにでも登録しようと思う。

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Posted by ブクログ 2022年08月15日

いつ、誰がなってもおかしくない病気。病気にしっかりと向き合った主人公の強さに心打たれました。色んな葛藤を,しながら最期まで生き抜いた強さがすごいです。

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Posted by ブクログ 2022年01月22日

この本を見つけて良かったと思いました。
死に直面した人にしか分からない世界。
癌は怖い、痛い、大変、死ぬ。分かっていても実際になってみないと実感することは難しい。
だからこそこういうサバイバーさんの貴重な日誌を読むことで、今に感謝することの大切さ、今があることの尊さを1%でも感じ取り、今から明日へど...続きを読むう繋げていこうかというモチベーションにしながら充実した毎日を送りたいと思えました。

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Posted by ブクログ 2022年07月02日

✏️朝、目が覚めることに感謝する
✏️会える人に、会えるうちに、会わなければならない
✏️1人の頑張る姿は見た人に勇気を与え、幸せに繋げる

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購入済み

生ききるために。

2021年11月22日

亡くなるならガンも悪くないと思ったことがあるし、それをガン患者に伝えたこともある。失礼だし、何も分かっていないヤツが何を言うって我ながら思う。友人の配偶者が突然死した際、遺影は結婚式の写真だわ、現実を理解するにはあまりに幼い子たちがお通夜で迎えてくれるわ、を目の当たりにしたことによるものが大きく、そ...続きを読むの考えは読後の今も大して変わってはいない。文字通り生ききった彼のご冥福を心よりお祈りするとともに、ガンで亡くなる可能性がなくもない自分が逝くときに少しでも彼のように生ききることができるよう、生活を整えていかなければと再認識した。

#切ない

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Posted by ブクログ 2021年11月15日

自分も癌になった経験があるので、ついつい共感して買ったけれど、自分とはあまりにも異なる壮絶な闘病生活を送られていた。
自分自身大きく価値観が変わったかと言われればそう言うわけではなく、やりたいことをやるための大義名分を得たような感覚であったけれど、著者のやりたいことがどんどんできなくなる現実と向き合...続きを読むい受け入れていく姿に勇気をもらったし、自分のいまおかれている環境に改めて感謝する気持ちを覚えた。
一つ一つめのまのことを大切にしていきたい。

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Posted by ブクログ 2021年10月30日

人生の節目ごとに、1年の節目ごとに、
読み返さなければならない1冊になりました。

生きてて欲しかった。

彼が生きていたら、本当に日本は良い影響を受けていたのではと感じる。

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Posted by ブクログ 2021年09月28日

「生」と「死」の狭間を何度も行き来してきたからこその言葉の重み、そして深さがあった。

ところどころあまり理解できない部分があり、その点に関して生涯理解できないままなのかもしれない。
なぜなら、山口さんのような経験をこれから必ずするとは言えないから。

逆に共感をしたポイントであれば、部分的に自分の...続きを読む人生を客観視できたところである。
山口さんの経験と比べてしまえば、自分の留年なんて本当にしょうもない事であるが、自分の将来、そして今を見つめ直す良い機会になったと思う。

ただ、留年をしても友達と学年が変わるだけである。
生死を彷徨いながら、健康的に生きている一般人には想像も出来ない過酷な経験をしていても「がんになって良かった」と言える精神力は恐ろしい。

最後に「生存者バイアス」という言葉が出たが、約1年後、亡くなってしまった山口さんは死の直前にどう思ったのだろうか。
死を目の前にしても「がんになって良かった」と言えたのだろうか。

山口さんの気持ちを思うと、悔しくてたまらない。

これから山口さんがこの世にもたらす、または既にもたらした影響は計り知れないだろう。
そして、山口さんのためにも生涯、山口雄也という作家の存在を心の片隅に留めておきたい。

それが彼へのせめてもの感謝と誠意だと私は考える。

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Posted by ブクログ 2021年09月25日

過酷な世界を、必死に前を向いて生き抜こうとした著者の強さに感動した。自分の悩みが余りにちっぽけだ。まさに、生きとるんやから贅沢言わない、恥を知れ!、だ。
本を書くことが一つの夢だったとのこと。著者の文書を読むと、沢山本を読んできた、教養ある優秀な人物だったことが直ぐに分かる。一つの卓越した才能が若く...続きを読むして散ってしまったことを大変残念に思う。ご冥福をお祈り致します。

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Posted by ブクログ 2021年08月21日

タイトルの最後の「と言いたい」の部分が、大切なのだと感じた。
何度も白血病が再発したり、肺炎を患ったり、多くの友人知人を失う中にあって、極限まで経験したからこその、「と言いたい」なのである。読めば分かるが、本気で「がんになってよかった」とは思っていない。ただ、彼はこうも言う。「他の大切な人や家族でな...続きを読むくて、自分で良かった」と。そして、「がんになったからこそ、分かったことや出会った出来事があった」と。

筆者は生きるために懸命に治療に耐え、そして今年の6月に残念ながら亡くなってしまった。
3度目の白血病によってである。
自分としては、亡くなる前に読みたかったが、かなわず残念であった。
飽くなき生への情熱を感じるとともに、「生きていることに意味はない」し、だからこそ、「生きなければならないのだ」と感じた。
わずか23歳で、と思う方もいるかも知れない。私もその一人である。しかし、本人にとっては、濃密な23年間だったと思うし、精一杯「生ききった」のである。
「生きてる意味あるの?」とか「〇〇したくない」という人は、一度読んでみるといいと思う。したくてもできない人の気持ちが、当事者しか分からないことの一端(あくまでも一端である。本人ではないので絶対に分かり得ないが。)が理解できると思う。

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Posted by ブクログ 2021年08月17日

Twitterでその若者の存在を知り、病に心を痛めながらもその知力と生命力には驚かずにはいられません。
その文章力は天才的で、彼の思考力の深さを痛烈に感じざるを得ません。

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Posted by ブクログ 2021年07月06日

Twitterをずっとフォローしていて、応援していました。
まず難しいがんになって、次に白血病。そして再々発。
苦しい治療、闘病を続けながらも、勉強を続け、京大を卒業。そして大学院に進学。
亡くなる少し前も病室で授業を受けていました。
長い間のかなり酷い体調不良の中でも、ネット上で様々な発信を続け、...続きを読む社会に呼びかけていました。そして、時には誹謗中傷に対しても闘っていて、身体に触るのではないかと心配になっていました。
この本は少し前に出版されたもの。
NHKの番組になっていたようです。
ブログがもとなっているもののようですが、普通の闘病記ではありません。山口さんの人生への向き合い方が深い文章で表現されています。ボキャブラリーが実に豊か。
そこから伝わってくるのは「生きたい」という熱くて強い想い。
長生きしてほしかった。そして社会のためにいろいろなことをしてほしかった。と心の底から思いました。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年07月04日

星5つという評価をして良いのかは分かりません。評価するべきものでは無いのだと思いますが、多くの人に知ってもらうには、星5つの方が良いのだと思い、付けています。雄也さんが亡くなる前からSNSをフォローし、この書籍も購入していました。読み終えたのは、雄也さんが亡くなってからです。
出会ったことも話したこ...続きを読むとも無かったのに、「雄也さんには生きて欲しい」とずっと願ってました。神様はいるのでしょうか。何とも言えない気持ちです。私は雄也さんと同年代です。幸いにも私は、身体に何も起きず平凡な毎日を過ごしています。以前から「死」について人よりも多く考えることが多いタイプの人間ですが、この本を読んで改めて、毎日何もなく生きられていることが幸せなのだと思います。雄也さんは人々の中で生き続けるよう、願ってます。少なくとも私の中では、雄也さんは生き続けます。

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Posted by ブクログ 2021年05月09日

著者、山口雄也さんを知ったのは、偶然目にしたあるブログだった。数十万人に一人が患う胚細胞腫瘍という珍しい癌になった彼は、当時まだ19歳の大学生だった。
彼の文章は、どこか人を惹き付ける力を持ち、私は見も知らぬ彼がどんな人なのか知りたくなり、時折思い出しては、彼の二つのブログを読んでいた。
手術は上手...続きを読むくいったものの、暫くすると今度は白血病が彼を襲った。
死を意識せざるをえない病になり、どんなことがあっても生き抜いてやるという覚悟、そしてこれからどんな風に生きるべきかを、彼は死への恐怖と葛藤しながらも、自分の胸の内を吐露するように、この本で書き綴っている。
ただこの本は闘病記ではあるが、苦しい闘病についての側面だけではなく、今までの彼の人生に関わった恩師や友人、がんを通じて出会った人々との思い出も、それぞれひとつの物語のように綴られていて、繊細で優しく美しい文章に、読み手はあっという間に彼の世界観に引き込まれるだろう。

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現在、献血をする人やドナーになる人が減り、白血病やがんの治療にも支障が出るような状況が起きているという。
けれど、それは世の中の人々が、病や死を自分に関係がないこととして関心を持たないから起きていることで、そんな現状を変えたいというのが彼の願いだ。
死を目前にしなければ知覚できない世界があり、それを言葉で言い尽くすのは難しいが、本書を読んだ人が、彼の経験を己の身に置き換えて感じ、生と死について深く考えることが出来れば、病があるなしに関わらず、互いに価値観を認めあい、互いに思いやり支えあう世の中になるのではないか、彼はそういう思いを持っている。
事実、彼は治療に際して多くの人からの血液を必要としているが、辛い治療に立ち向かい、何度も困難を乗り越えてきた彼の姿は、逆に他の人々に勇気を与えており、また誰かの生きる原動力にもなっているのだ。
今は死とは無縁だと思っている若い人たちにも、是非、この本を手にとって、彼の想いを感じ取って欲しい。
極限の状況でも精一杯病と闘い、生きようとしている彼の姿は尊敬に値する。
また、若い人のみならず医療従事者や医療従事者を目指す学生の方々にとっても、読んでおくべき良書であると思う。

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今、23歳となった彼は白血病が再発し、いまだ難しい治療を受け続けているが、病室からブログやtwitterを駆使して自分の想いを発信している。そして彼の呼び掛けに多くの人々が献血に行くなど、彼のためだけではなく、他の人々をも助ける行動を起こし始めているのだ。
SNS上での見知らぬ人から応援が、彼の生きる力になり、いつの日か病を克服して、彼の夢を叶える日が訪れるのを、私は願ってやまない。

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Posted by ブクログ 2021年05月09日

私はNHKのドキュメンタリー番組を知らないので純粋に山口雄也さんの紡ぎ出す言葉たちに魅了された者のひとりです。小説の様に読んでしまったけれど全てが現実。雄也さんの勇気や優しさや彼の生き様が胸に刺さりました。そして心から回復を祈り応援しています。興味を持たれた方は是非彼のSNSにも訪れていただきたいで...続きを読むす。

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Posted by ブクログ 2021年04月03日

大学生の壮絶な闘病記。
読みやすくて、2時間ほどで読んだ。
明日が来るのが当たり前じゃない。
今日を全力で生きようと力をもらえた。


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Posted by ブクログ 2022年01月28日

壮絶な闘病記。本書は治るところで終わっているが、その後更なる再発の上亡くなっている。これだけ生きる事を望む人がいる一方で自死を選ぶ人がいるのは本当にやるせない。

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Posted by ブクログ 2021年12月21日

友人のお兄さんということで手に取った。
私の言葉で感想を書いてしまったら軽くなってしまう気がするので躊躇われるけれど、読んでよかった。ここまで心に刺さった本はない。
自分の状況に嘆くだけで終わるのでは無く、その状況からも価値を見出して、前向きに強く生きようとする姿がかっこよすぎた。

タイトルは「…...続きを読むといいたい」 の部分が大切なんだな。最後に生存者バイアスの話をされているけれど、山口さんは息を引き取る直前も同じように「がんになって良かったといいたい」 って思えていたのかな。
同じ大学生とは思えない語彙力と構成力、表現力にも圧倒された。言葉選びも凄い。夢のひとつだった作家は諦めたといっているけど、作家「山口雄也」 としてこの本がもっと色んな人に読まれますように。

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Posted by ブクログ 2021年10月28日

自分自身がいかにして、日常をさも当たり前のように生きているのかが分かる。
しかしながら、当たり前ではないと「思う」だけなら簡単で、心の底から実感を伴ってそう感じられるかといえば難しい。

『死を目前にしたものにしか見えない世界がある』

まさにそうなのかもしれない。けれど、無理矢理にでも今日一日が「...続きを読むギフト」であると思いながら生きていきたい。

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Posted by ブクログ 2021年09月12日

2021/08/01リクエスト 2


病は決して不幸そのものではない。患者を可哀想だと言ってくれるな。
僕は僕の生き様を残し伝えていくから、あなたはあなた自身の命について考えてほしい。

僕は、今の僕が好きだ。がんになり、自分の思いを綴り、そして自らの人生について深く考えることのできる自分が。...続きを読む


19歳で癌に、しかもとても珍しい胚細胞腫瘍になってしまう。
データからは、一年以上生存している人を見つけられない、そんな苛酷すぎる病。
何度も読んでいて、また再発、また再再発、その中で大学に通い課題も出し、旧知の友や、病院内で親しくなった人の訃報を知る。

最後の選択は、
死ぬかもしれないA、死ぬかもしれないB
どちらを選ぶか?
というもの。

悩み、死ぬかもしれないBを選ぶ。それは母親にドナーになってもらうという親にも体力的な負担をかけるものだった。

その後もまだまだ過酷すぎる治療が続くが、ラストはなんとかいい風に収まる。

彼の書いているいろいろな例えは、ちょっと難しく自分には理解できない部分もあったが、気持ちの揺れは、完全にわからなくとも、見えるように伝わってきた。

彼に選べる治療法を与えられたこと、そのチャンスに乗れたこと、そして命を繋げたこと、本当に嬉しく思う。
選べず亡くなっていく人もいることを思うと…
もうすぐ私事だが、妹の9回目の命日がやってくる。あっという間に亡くなった妹の姿がチラつき、辛いことをたくさん思い出した。

でも彼の比ではない。

頑張らなくていい、病を切り離せないならうまく共存して、長く命をつないでほしい、そう心から祈ります。

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Posted by ブクログ 2021年06月13日

山口雄也さんが6月6日亡くなった。
ある日突然、僕のTwitterアカウントのおすすめに飛び込んできた彼。がんと戦う彼のツイッターがなぜおすすめされたのかはわからないが、末期の大変厳しい状況の中で文字どおり懸命に生きようと、生き切ろうとする彼のツイートの切実さから目が離せなくなった。

そして、つい...続きを読む3日前、雄也さんの父親の代理のツイートで亡くなったことを知った…

この本は大学1年の冬に突然、胚細胞腫瘍というがんを宣告され、入退院を繰り返した山口さんの闘病記だ。2020年3月までのブログを基に構成されている。

「がんになって良かった」は、病気としての「がん」という側面でなく、限りある人生を悔いなく生きるきっかけの「がん」としてなって良かった、ということ。

山口さんが、初めてがんになって、数ヶ月に及ぶ抗がん剤治療を受け、最後に十時間を超す難手術を受けるの前夜に、これまでの厳しい道のりを思い出しながら記したもの。

この言葉に対し、世間からは心のない中傷を浴びせられたという。

ー 癌になって良いはずがないだろう
ー 強がりだ
ー それは生きているから言えることだ
ー 私の母は死にました
ー 癌になって良かったですね

これらは、「病気は悪」で他人事と思っているからこその言葉ではないか、と思う。著者も「考えぬ葦の戯言だ、お前もいつか死ぬぞ」と思ったという。まさしく。

山口さんは、死の領域に足を踏み入れた者だけが手にし得る世界の眺めがあるのだという。彼らを可哀想だという人間は、きっとその美しさがわからない。

健常者も病人も、お互いの存在が心のどこかにある、そんな相互の支え合いこそ「愛」だという。

オアシスは「Live Forever」で「永遠に生きていたい。死にたくなんかない。」と歌う。それは叶わない。誰しも死ぬ。

この世には、だからこその美しさがある。
がんになってない人もがんから目を背けないことでこの世の美しさに近づけるのではないか。生きていくことの素晴らしさに少しでも気がつくことができるのではないか、と思った。

山口雄也さんの冥福をお祈りします。

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Posted by ブクログ 2021年05月13日

父が癌で治療が無理となったときこの書籍を見つけ購入しました。癌に直面し苦しい治療を乗り越えたと思った時に再発、より辛く見込みが薄い治療に移行してゆくときの著者の気持ちが単なる日記ではなく文章として、作品として書かれています。病により死の恐怖と生の尊さの狭間で翻弄される、当事者だけが知る内面を曝け出し...続きを読むています。今後、父とどう向き合うか。当人にしか分からない苦しみに対して何が出来るか改めて考えさせられました。

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ネタバレ購入済み

正解のない話

2022年11月09日

作者の訃報をツイッターで聞いて
タイトルについて、考え込んでしまう。

『「がんになってよかった」といいたい』

壮絶な治療を得て、元通りの生活にもどることができたのなら
タイトル通りそうだと思う…。そして、この本を描いた時、出版されたとき
作者自身は快方に向かっていた時期だ。

...続きを読む
しかし、そのあとに再び再発。
Twitterやプログなどをときどき読んだが
壮絶な治療の果てに待つのが、今度はどうしようもない「死」で…
亡くなる一週間前に、補助付きで歩いてる動画をアップしていた。
目はたしかに、生きることを諦めてなかったと思う…

Twitterやプログと合わせて記憶に残る本になった。

正解のない話。
ただ、やはりがんにはなりたくない…って思った。

#深い #ダーク

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Posted by ブクログ 2021年07月05日

過酷。。
どうして1人の人にここまで辛い目に遭わすのか。
理不尽さを感じる。

でも本は、頭の良い人はみんなこうなのか分からないけど小難しい言葉を並べてインテリ感満載で、もう少し普通に自分の感情を語れば良いのに、と感情移入出来ないし面白くはなかった。

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