【感想・ネタバレ】偽りの君と、十四日間の恋をしたのレビュー

あらすじ

女子が苦手な高校生・湊人は、見慣れない同級生・繭から告白をされる。断るつもりも彼女の勢いに呑まれ、つい交わした約束。それは一冊の手帳に書かれた未来日記を、一緒に叶えることだった――。儚い恋愛青春物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

『君の膵臓をたべたい』みたいだと思った。
日記の内容が神崎さんの日記だと思っていたが、読み進んでいくうちに、叶絵の日記であると感じるようになり、そこに面白さがあった。また、湊人と叶絵の恋から湊人と神崎の恋、そして叶絵と神崎の恋、三角関係など、恋愛のベクトルが様々なところに向いてどんどん動いて行くのがとても新しく新鮮で、近年、ジェンダーについて考えられるようになった社会だからこそ、自分のジェンダーについての考えを変えさせられる本でもあった。好きになるのに性別なんて関係ないということが感じられる本であった。最後、恋のベクトルが終結せず、読み手が想像することで終わるような書き方がまた、自分の感性を試される本だと思った。

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2022年01月09日

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