あらすじ
「生の声」は時に告白であり、懇願であり、叫びであった……
令和に伝え残すべき最後の証言
取材生活20年余の集大成にして歴史ノンフィクションの金字塔
新たな史実や秘話と出会う全8章
第1章日本統治下の生活
第2章日中戦争
第3章軍人たちの戦い
第4章特攻隊
第5章空襲と終戦
第6章ソ連の侵攻
第7章東京裁判
第8章抑留
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
戦争体験者の声を元に書かれた内容だったので、非常に納得感のある内容でした。南京大虐殺、特攻隊、A級戦犯など証言を元に学び直すと、小中学校で学んできた史実は違うなと再認識した。
特攻隊に志願した人(本当は違うかもしれないが)は『お国の為、天皇の為』に死んだのではなく自分が死んでも護りたい家族、護りたい故郷があったから米軍に攻めに行ったという。特攻隊はかわいそうなイメージが32歳の私にはあったが、そうではない。日本という国を、私たち家族を護ってくれた事実があることを私たち日本人はもっと知らなければならないと思った。
昭和史は不思議なもので、知れば知るほど『日本に生まれてきてよかった』と思えるし、好きになる。そして、日本の為に戦争で戦ってくれた兵隊に感謝したくなる。だからまだまだ勉強したいとも思う。
表紙にある上皇上皇后両陛下の背中にある重みがわかる日本人はどのくらいいるのだろうか?
色んな人に読んでほしい1冊です。