あらすじ
ウソと欲と保身にまみれた日本の支配層、その暗部を間近で見ながらなぜメディアは報じようとしないのか? この国の「中枢」を蝕む病根を暴き出す!!
コロナ禍、黒川、森友……国難のなか、政権と、「なれ合いジャーナリストたち」は私たちの知らないところでいったいなにをしているのか?
権力が隠し、メディアが伝えない真実の姿とは?
最前線で弧闘する「新聞記者」望月衣塑子だからこそわかる迫真のドキュメント!
目次より
序章に変えての往復書簡
望月衣塑子より いまこの国を蝕んでいる本当の病根
佐高信より 官主主義と分断と
第一章 芸能と政治が切り結ぶ 映画「新聞記者」の衝撃
第二章 告発と報道 権力中枢に斬りこむために
第三章 権力と新聞の危険な関係 記者の存在意義とは何か
第四章 隠蔽と沈黙をぶち破れ 森友問題の新たな核心
第五章 「命」と「生活」を懸けて コロナがジャーナリズムに突きつける
あとがきにかえて 望月衣塑子というひと 佐高信
あとがき ジャーナリズムの危機と光明と 望月衣塑子
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
舌鋒鋭く、更にはその思想に信の置ける二人の対談だけに、読み応えは抜群。政治家のせいばかりにできないメディアの凋落ぶりに、改めて落胆。でも、この二人以外にも、もりかけ問題でNHKを飛び出した相澤氏とか、良心たる存在は少なからず存在するはず。それを陰ながらでも応援できる存在で、私はありたい。
Posted by ブクログ
ほんの少し前に
若い友達(40代前半?)から
ーボクの周りでも
国(のお役人)が言っていることだから
それに 間違いはないと思う
なんて人が 結構いる
という 会話から
それは ないよね
という話から 立ち話で一時間ほど
その「情けなさ」を散々語り合いました
それにしても
この国は どこに向かって いくのだろう…
と 思っている方と
語り合いたい一冊であります
Posted by ブクログ
久しぶりの新書
本書はあべの政権のときの話しだけれど
マスコミが与える影響ってすごいと思う
中立といえば聞こえはいいが
それなのになんか「大本営発表」みたいなことになっている
真実が知りたい
どうか伝えてほしい
政権に嫌われるジャーナリストでなくっちゃ
≪ 国民は みんなアホです でも少し ≫
Posted by ブクログ
赤木さんが自殺してしまった事について、この前読んだ「その名を暴け」でもやはり発言する事によって何かが起きるかもしれない恐怖からなかなか誰も口を開かなかった性的暴行も、勇気を出して誰かが声をあげてくれた事によって私も、私もと次から次へと声があがった事を考えた。
そこを調べ後押ししてくれたのがジャーナリスト。もしももっと覚悟を持って調査報道するジャーナリストがいたならばいまも赤木さんが自分の中の正義を貫きつつも元気に暮らしている。という違った未来を見れたのかもしれない。
この本を読むとやはりこの政権には今も多くの疑惑が残っているように思えてしまうので、誰も何も言えないくらいしっかり証拠と共にその正統性を示していただきたいと思う
Posted by ブクログ
日本アカデミー賞3部門を受賞した「新聞記者」の原作者で東京新聞の記者である望月衣塑子氏、論客の評論家である佐高信氏が対談方式で今の政治とメディアに正面からもの申しているのが気持ちよい。器の大きい政治家、権力と果敢に対峙するジャーナリスト、契約相手は国民だと確固たる信念を持った官僚が絶滅危惧種になりつつある今、マスメディアの役割・機能、政治の有り様、官僚とはを再考させる1冊。
Posted by ブクログ
ジャーナリストと称する人たちの1種の特権意識を感じる内容でした。内容を深掘りすることは必要かと思いますが、何をしても良いと言うわけではありません。