あらすじ
博物学者、鉱山技師、起業家、電気学者、戯作者、コピーライター、画家……。ダ・ヴィンチとも並び称される先駆的な業績を残しながら殺人を犯し獄中で死を迎えた異才の実像。
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Posted by ブクログ
著者のサービス精神からか、わかりやすさを重視しているからか、源内の人となり、「業績」?を現代に引きつけ過ぎているように感じられる。江戸時代と現代では、やはり時代そのものが異なっているので、その差異を軽視して記述するのはほどほどにという感じ。平凡社ライブラリの別著者の著作を読んでみたい。
Posted by ブクログ
昔、女優の杏ちゃんが尊敬する人として
平賀源内の名を挙げていたので
ずっと気になっていた方
エレキテルの土用丑の日の神霊矢口渡の人なのは
知っていましたが
思ってたよりも遥かに多様なものに
手を出されていて衝撃でした
何でこんな人間が存在することが
可能だったのかとか
実際はどういう人だったのか謎もたくさん…
晩年は人を斬りつけて獄中死だそうですが
何か事故物件に住んでたそうで、そのせいで
変なものにとりつかれたんじゃないの?みたいな
男色家だったということも知っていたので
そのへんのところも興味があったのですが
この本ではほぼ触れられておりませんでした
Posted by ブクログ
平賀源内といえば
エレキテルと土用の丑の日の印象が強かったがめちゃくちゃマルチな才能を発揮してたという新たな発見。
そんな平賀源内の生涯を紹介した書籍
そして最期は殺人で獄中死しているという衝撃。
時代が違えばこの人はもっと活躍できたと思う
Posted by ブクログ
多才で奇才とされる本草学者、平賀源内について簡潔明瞭に纏められた伝記新書です。
エレキテルで有名な源内ですが、ダ・ヴィンチのように多面的な才能の持ち主でした。
文系と理系の違いが無い時代だったからこそ、研究生活を謳歌できたのだと思います。
山あり谷ありが人生ですが、成功と挫折に満ちた波乱万丈の生涯を送った平賀源内。
最後には殺人犯となりますが、彼の行動力と功績だけを考えれば間違いなく偉人です。
Posted by ブクログ
昔、ドラマで西田敏行さんが主役で、平賀源内を演じていたのを見て、それが人物像として出来上がっていました。
本書を読んで、「土用丑の日」など今でも通じる言葉をのこしたり、日本中を飛び回ったりと実は知らない面の方が大きいことがわかりました。山師の面があったことは特に知らなかったのですが、ドラマのハチャメチャな感じを見ても納得してしまいました。エレキテルは特に私の中で代名詞だってのですが、思っていたのと違ったり。
源内は四国の出身だったんですね。杉田玄白、田沼意次と言った有名人とも懇意だった様子。今でいったら、寅さんの様なイメージのひとでしょうか。