【感想・ネタバレ】アスリートの科学 能力を極限まで引き出す秘密のレビュー

あらすじ

スポーツにおける最高峰の戦いは、スポーツ科学、医学、情報、そしてテクノロジ―を駆使したものへと大きく変化を遂げています。ナショナルチームの育成やサポートなどの中心にいる、国立スポーツ科学センターのセンター長である著者が、スポーツに欠かせない科学の力とは何か、さまざまな面から、スポーツ科学の最前線を解説します。スポーツ競技の側面を知ることで、オリンピックをはじめとする、ハイレベルのスポーツ観戦をより深く楽しめます。、また、アスリートでなくても、体づくりや健康のため、またスポーツ上達のために参考になる内容も。
第1章 記録はなぜ伸びるのか。競技はなぜ進化するのか
(スポーツの高速化と高度化、なぜ日本は陸上100m×4リレーで勝てるのか、水泳競技の高速化、スピードスケートの科学、体操競技は50年でウルトラCからウルトラIへ、サッカーも分析力の差がチーム力の差に)
第2章 アスリートを支えるサイエンス・テクノロジー
(車いす競技と義肢競技の進化、義足のほうが速く走れるのか、なぜパラリンピアンは8m跳べるのか、判定に大活躍のハイスピードカメラ、テニスのチャレンジは軍事技術!? ゴルフ上達ツールに迎撃ミサイル技術、もはやGPSなしでは語れないスポーツ)
第3章 アスリートはいかに効率的に身体を作っているか
(運動、栄養、休養の科学的セオリー、食事のタイミングでパフォーマンスは劇的に変わる、アスリートにとって休養とはなにか、リカバリーが勝負を決める)
第4章 ウェイトコントロールの科学
(アスリートと一般人の減量の違い、水分を減らすかと脂肪を減らすか、世界初のMRI画像で見える減量プロセス、なぜ吉田沙保里と伊調馨はかつ続けられたのか、アスリート研究から見た一般人のダイエット)
第5章 アスリートと水分
(水分補給もスポーツの一部、競技で異なるアスリートが競技中に飲んでいるもの、箱根駅伝ではオリジナルドリンクを飲めない!?、個人差が大きい汗の成分、スポーツドリンクの進化)
第6章 環境とパフォーマンスの科学
(暑さのなかで記録はのびるのか、暑熱順化と寒冷順化とは、高地トレーニングが日本のスポーツを強くした、低酸素トレーニングの可能性)
第7章 コーチングの科学――スポーツ心理学最前線
(オランダの最前線の取り組みとは、選手の人生全体を見るコーチング、究極のコーチングとはなにか、映像技術の進化とコーチング、コーチのいらない未来のコーチング)

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Posted by ブクログ

科学とは何ぞや?的な、科学の入門書としても使えるんじゃねーかなぁと。


自分は今までに心理学や栄養学、どのようにすれば人間は効率良く生きれるのかなどの、エビデンスベースの知識を割と持ってたんで、
それの振り返りだったり、
「スポーツの世界でも使われているんだなぁ。」
って感想を抱いた。


そもそも薄い本やし、この薄さで高クオリティの(この一冊だけで汎用的に実践できるような)内容を求めるのは間違い。
この薄さでそんな内容は書けない。

だけれども、この本の薄さにしてはなかなか良いんじゃないかなぁ?と個人的には思った。

ある程度、スポーツをしている人に使える知識が概念的に書かれているし、
実際、この本を読んだだけで使えるものも幾つかあった。

ただ、若干、表現が甘いところもあるかも?
(それって具体的にはどうなの?みたいな)
(例えば、炭水化物:主菜:副菜=3:1:2って
重さの話なのかカロリーの話なのか。とか)

まぁでも、普通に良い本じゃね?
悪くはねーよなって思った。

著者も同じような事を言われているが、
この本を読んで、更に詳しく書かれている本などに手をつけるキッカケになるんじゃないかなぁと思った。んご

0
2022年06月29日

Posted by ブクログ

スポーツを科学の力を使い伸ばしていく歴史、手段が面白い。
知っているようで知らなかった事ばかり。
アスリートだけではなく一般の人にも参考になる部分もある。

0
2022年02月18日

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