あらすじ
この気持ちは、誰にも知られてはならない。だからせめて、お前を想って踊ろう。――昭和十六年。留学帰りの御曹司・颯太朗には、ずっと気がかりだったことがあった。それは、子どもの頃、幼なじみで踊り手の春臣に「お前の踊りなんか嫌いだ」と言ってしまったこと。ちょっとした意地からだったが、あの時のことを謝ろうと春臣を訪ねるも、頑なに避けられてしまう。それには、別の理由があるようで……。好きな人と結ばれることが難しかった時代。必死に恋心を隠す、幼なじみ再会・恋愛譚。
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まことしやかに舞う花は
昭和十六年。留学帰りの御曹司・颯太朗には昔、喧嘩離れした踊り手の幼馴染み春臣がいる。帰国後春臣と面と向かって会うことが出来ず正体を隠して再会することになる。お互い思う気持ちがあっても好きな人と結ばれることが難しかった時代...やっと分かり合えたときに赤紙が...。
戦争という時代に生きた若者の淡く切ないラブストーリーです。
しっとり
舞台となっている時代が時代なので、どう展していくのか不安でしたが、ハピエンで良かった!
とにかく束原さき先生の絵がすばらしく美しいので、切なさも倍増でした。
2人のイチャイチャ、もっと見たいです。
美しい。
着物も背広もお話も全てが美しかった。切なくて苦しくて、最悪の事も考えながら読みました。
BLでしか表現出来ない、とても素敵なお話だと思いました。
本当に読み進めるのが怖くて、でも読みたくて胸が苦しかったのですが、最後に狸さんが癒しをくれました。
私の『お気に入り』本棚に入れます。
切ない
今とは違う戦争のある時代
恋愛も自由じゃないし、赤紙も届く
二度と会えないかもしれない中でやっとお互いの気持ちが通じ合ったのに。。。
切ない
ぐっとくる
重い話だけど、結末はほっこり
綺麗だった
儚い感じの物語で戦時中で、片思い通しどうなるのかな?とおもいきや、いろいろ感動しました。
お互いを思う気持ちすら美しい!イラストも綺麗でした。
匿名
泣く。
読者買いです。正解でした!!!(大声)
ストーリー重視のお話
前半と後半で主人公たちの関係性の重点が違います。
戦時中の物語で200ページ越えとボリュームたっぷり。
BLには珍しいの一言に尽きる1冊ですが、時代物とか幼なじみものが好きな人にはオススメです。
絵が綺麗でいつまでも見てられるし、内容が濃いから読後の満足感がすごかった。
めちゃくちゃ絵が綺麗です……!細い線太い線、着物や簪、街の風景に花まで……この時代風景のお話が好きでよく読のでお話に癖は無く読みやすかったですが、もう少し深く心情や背景が描写されてたらなと思いました。
たぬきでほっこりしました。ハッピーエンドですよ……。
良かった
時代物は、あまり好きではなかったのですが、絵がキレイでお話も面白そうだってので読みました。時代的に、素直になれない2人がもどかしかったです。
んー
しっかりストーリーもあって、絵もキレイでいうことないんだけど、この話の設定にBLをはめ込んだのが、少しモヤるかな。戦争がこわいっていうのがあるから、苦手なのかも。
静かな優しいお話
舞台は激動の時代ではあるけれど、2人に流れている空気と時間は何故か穏やかで清廉。何度も別れを体験しているけれど、それすらも未来への布石の様。作品として大好きだけれど、最後のタヌキは要らなかったなぁ〜と。