あらすじ
この身が滅びようとも、佳乃を救いたい――。だけど、
《それだけを願っても救われないことは分かっていた》
花菱准汰の日常は、起きる⇒学校へ行く⇒遊ぶ⇒寝る。ただそれだけ、省エネで適当であることは彼らしさだった。渡良瀬佳乃は真逆。作業BGMでも、この作業に聴く音楽コレ、食べ物のベスト温度はコレと超が付くほどのこだわり派。
そんな2人はとある補修を通じて出会い、恋にも似た感情を抱くようになる。が、佳乃は謎の奇病に伏すことに。……しかし、奇跡は起きた。彼と彼女は他人となり、性格も変更され、生きることが許された。
――両思いが故にすれ違うことを選んだ、最高に美しくも儚い命の物語。
【電子限定!書き下ろし特典つき】
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
4年おきの2月に現れる願いを叶えるスノードロップ彗星。それは信じる者の目にしか見えることはない。願いが叶った時には、スノードロップの花が一面に咲く。ただし、願いが叶ったら、その代償が…。
あなたは、そんな彗星があるとしたなら、あなたは信じますか?また、何を願いますか?
自分の願い?それとも大好きな人のため?
代償が待ち受けていていたとしても願える?
誰かの願い、その人に起こった代償の上に成り立った、自分に起きた奇跡を手放しで喜べる?
物語は、温かく、そして残酷だった。どんな願いだったなら、みんなが幸せに過ごせる未来を作り出せたのだろうと思い悩まずにいられない。
息子から借りたこの本は、私の心に刺さり、跡を残した。
何とも寂しい
序盤からかなり丁寧に物語が書かれて、展開も緩いものかと思ったら、
この一冊で前編後編と分かれてるくらいガラッと雰囲気が変わる。
内容的にはやはりつらい部分もあるし、序盤がハッピーな雰囲気を醸していたぶん、後半のギャップで心抉られていくのが合うか合わないかというところだと思う。
二人、というか先生たちを合わせると四人がどうなるのか気になって一気に読んだ。
Posted by ブクログ
昔好きだった物語を思い出すような、そんな空気感の話。確かに自分は、こんなストーリーとこんなエンディングに浸っていた。そんな自分が、今も確かにいる。そんな気持ちにしてくれる。
Posted by ブクログ
色んな感情がごちゃ混ぜになる
喜び、驚き、悲しみ、憂鬱、何だろう。。。
ただ、心に鋭いなにかが刺さったのだけはよくわかる。
次に星降る夜を見たときになにを考えるのか?
またこの気持ちを探しに行きたい。
これは美しい恋を描いた物語だ。
Posted by ブクログ
タイトルに惹かれて購入しました。(フジファブリック好き)
ライトノベルはほとんど読んだことなかったですが純粋に面白かったです。
美術館に行ったり、星を見たくなる作品でした。