あらすじ
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うちの子、頭はいいんだけどテストや成績はイマイチ。そう、「頭がいい」と「勉強ができる」は違う! と、前作『学力テストで測れない非認知能力が子どもを伸ばす』ではポジティブに解き明かされた。「知識のインプット(認知能力)」」だけに収まらない「非認知能力」が教育改革と共に変わる大学入試や教育現場、来たるAIとの共存・共働する新しい時代に必要と言われている。また、勉強だけできても、先が見えず何が起きるかわからない時代を生きることは難しいと実感する今、求められるのは、「正解」ではなく「最適解」を見出す力だ、これも非認知能力である。
この「非認知能力」、子どもだけが伸ばせるものと誤解されがちだが、実は大人になってからも伸ばすことができる。本書は、教育・保育・子育てにかかわる方々をはじめ、ビジネスの世界で人材育成に携わっている方々にも、その力の伸ばし方を理解し参考にできる一冊である。
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Posted by ブクログ
非認知能力は、自分自身で伸ばしていく力。教育において、教師はその変化ぎ起きやすいようサポートする役割だということがよく分かった。教育現場に仕掛け=ギミックをどのように埋め込むのか、具体例をあげ、とても分かりやすく解説されていた。
また、概念的になってしまいがちな非認知能力を3つの視点に整理されており、教育現場で何を育てたいのか明確化して働きかける大切さや、その方法についての解説がとても参考になった。さらに、教える側が視点を持つことで、学ぶ側にも自分自身を振り返る視点が備わってくるとのことが発見だった。
学校や自治体などが組織としての取り組む手順など示されており、非認知能力の理解にとどまらず、教育や子育ての場での取り組みをイメージすることができた。
Posted by ブクログ
非認知能力とかソーシャルスキルとか、現代で特に必要な能力について語られることが多いなと日々感じていたので、読んでみた本。
言われていることはもっともであり、とても納得だった。
学びとしては、非認知能力は認知しにくいものの言語化できないわけではない。
この非認知能力は無限大に可能性があり、それらにフォーカスして言語化して相手に伝えることこそが最も大切なのだと感じた。
どれだけ上手に言語化するかがキーなので、これからもっと言語化力を磨いていきたい。
あと、本書に書かれていたことで最も大事だと思ったことは、
非認知能力は外側から与えられるものではなく内側から伸ばすもの。
つまり、自分がどうしたいか?自分自身の欲求が大切なのだそう。
だから、周りから無理やり与えるものではなく、その人自身が成長できるように周りがサポートすることがとても大切なのだと感じた。
Posted by ブクログ
非認知能力を数値化ができるものではなく、また、その能力が高いほどいいということでもない。なので、まずは非認知能力として必要な能力を言語化し認識すること。日々の生活のなかで、非認知能力を認知しフィードバックをすることが、非認知能力を活かす力がつく