【感想・ネタバレ】京大はんと甘いもんのレビュー

あらすじ

サラリーマンの櫻馬彰は、会社でのストレス発散のため、発作的に京都へ。そこで祖父が好きだった和菓子を買いに行く。けれどなんと精神だけタイムスリップし、祖父本人として昭和初期の京大生として暮らすことに…

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 甘味をテーマにしたほのぼの日常ストーリー……だと思っていたのだが、実際は予想を大きく裏切るものだった。

 祖父の湯呑を媒介としたタイムスリップ。甘味を介して話はすすんでいくのだが、大きな目的は祖父の友人を戦死から救うこと。

 若き日の祖父になりかわった主人公が祖父の恋に悩み、しかし祖父が辿った道筋を外れその恋を成就させてしまうとタイムスリップの鍵である湯呑が割れ、元の世界に帰れなくなる。つまり、歴史が変わり、違う時間軸の存在となってしまう。結果、祖父の友人を救うことができない。

 できることが限られた中、奮闘する主人公の成長ぶりに心を打たれた。とても読み応えのある面白い作品。

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2023年01月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サラリーマンの櫻馬がなぜか戦前にタイムスリップし、その時代に京大生だった祖父の体に入り込む。
そこで青春時代を送るのだが、仲間の誰かが戦死するという事を知り防ぐ事ができないかと考える… 
タイトルにある通り、戦前の京都の甘いもんが色々出てきて美味しそうだし、友情や恋というのもそこだけ読めば面白いけど、タイムスリップのくだりが何だか中途半端かな。

0
2023年06月20日

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