【感想・ネタバレ】ヤマケイ文庫 幻の怪蛇 バチヘビ・シロべのレビュー

あらすじ

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矢口高雄の代表作のヤマケイ文庫化!
矢口高雄画業50周年。怪蛇にロマンを求める代表作と、マタギ犬の宿命を描く名作を合本!

「バチヘビ」。黒褐色で長さ50cm、胴の太さはビール瓶くらい。
その怪異な生物(別名ツチノコ)に人々はロマンと夢を求める。
いまだ人間に捕らわれたことのない怪蛇探索に意欲を燃やす男たちの情熱を
自らの体験をもとに描いた矢口高雄の代表傑作。
1974年、講談社出版文化賞児童まんが部門賞受賞作。

そして、雄大な奥羽山脈の山中を舞台に、
宿命の糸で結ばれた大熊コブダワラとマタギ犬シロべの熾烈な戦いを描いた名作『シロベ』。
※シロべ=マタギ言葉で「風」の意

読み応えある2本を豪華合本し文庫化!

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Posted by ブクログ

矢口高雄さんの訃報を受け、追悼の意を込めて再読。小学生の頃、その未確認生物の存在に胸をときめかせた「バチヘビ」。動物のドラマと人間のドラマが並行して描かれ、手が止まらぬテンポと胸を打つ展開に惹き込まれる「シロベ」。今読み返しても色あせない物語でした。あらためて、別の矢口作品も手に取ってみたいと思いました。素晴らしい作品を届けて下さった矢口先生に感謝。

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2020年11月25日

Posted by ブクログ

矢口高雄『幻の怪蛇 バチヘビ・シロべ』ヤマケイ文庫。

今月のヤマケイ文庫は矢口高雄2作、手塚治虫1作の漫画3作品を刊行。その中の1作である本作は『幻の怪蛇 バチヘビ』と『シロべ』を合本し文庫化した読み応えのある作品だった。

『幻の怪蛇 バチヘビ』。日本のツチノコブームに火を点けた傑作で、1974年の講談社出版文化賞児童まんが部門賞受賞作。矢口高雄自らがスタッフらと郷里秋田のバチヘビ捜索隊に加わり、幻の怪バチヘビを探すが……海外にはツチノコそっくりの蜥蜴がいるらしいが、真相は……

『シロベ』。奥羽山脈の山中を舞台にマタギ犬シロベの数奇な運命が描かれる。大熊コブダワラに瀕死の重傷を負わされた母犬の姫はシロベを産むと亡くなる。山のタヌキに育てられたシロベはやがて成長し、コブダワラに復讐を果たす。

本体価格1,300円
★★★★★

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2020年06月21日

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