あらすじ
常勝チームを作る「最強ミーティング」
プロ野球監督に仕える「参謀」の役割
橋上秀樹著
稲葉篤紀推薦!!
「状況ごとに、細かいデータを求める」楽天・野村克也監督
「非情と情を持ち合わせる」巨人・原辰徳監督
「選手の能力をとことん信じる」西武・辻発彦監督
監督と選手から信頼を得る「参謀としてのあり方」「参謀との立場とは」
プロフェッショナル戦略コーチが明かす野球界における参謀の存在意義
“名将の思考”と“今の時代に求められる指導者像”
【目次】
第1章 今の時代、「参謀」に求められるスキルとは
第2章 3人の常勝監督が参謀に求めたもの
第3章 プロ野球における「戦略」の重要性
第4章 戦略が必要な選手、必要のない選手の違いとは
第5章 優勝するために必要な参謀の能力とは
第6章 選手から慕われる指導者、選手に拒否される指導者の違い
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Posted by ブクログ
楽天、巨人、西武でヘッドコーチや作戦コーチを務めた橋上さんによる参謀論。
野村、原、辻という3人の監督に仕えたエピソードがまず面白い。状況ごとに細かいデータを求める野村、必要な時にしっかりとした意見を求めてくる原、基本的には自分で采配を振るう辻。参謀は、それぞれの監督の個性に自分を合わせつつ、意思の疎通を図り、意見の相違でチーム内に混乱が生じることを避けなければならないという。
昔はパワハラの温床だったという野球界も、今は世の中の流れに逆らえず、選手の人格を尊重しコミュニケーションを重視するように変化しているという。そんな中で氏が接した一流選手や、指導者として残っていくことを予感させる人格者のふるまいと、そうでない者との違いも興味深い。
中間管理職の参考になるエピソードがたくさん紹介されています。