あらすじ
“地アタマ”は幻想。才能の芽は誰にでもある。しかし、ほとんどの人が無駄な努力で才能を殺している――と、「ビリギャル」を偏差値40UP&難関大学に合格させた著者が断言。「できる人の行動を完コピすると爆ノビ」「客観的事実だけをフィードバックすると能力は育つ」など、才能の見つけ方・伸ばし方を実践的に紹介した、能力開発メソッドの決定版。
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Posted by ブクログ
・やればできるは結果至上主義
→結果が手に入らないと分かった瞬間にやることそのものをやめてしまう
→できそうにないならあきらめる
という思考になってしまう
「やれば伸びる」
・why型とhow型
why→結果からみて理由を逆算
結果にモチベが左右される
自分に限界を作ってしまいがち
how→瞬間の変化や過程を楽しむ
本当の成功
→100年かけても達成したいと心の底から思うものを見つけること。そういう思いを分かち合える仲間を見つけること。現役合格もいい大学に行くことも課程でしかない
・赤ちゃんをあやすのが上手いかどうかは赤ちゃんが泣かない状態を知っているかどうか。赤ちゃんが母親のお腹の中にいた状態にしてあげれば泣かなくなる。足をM字にするなど
→理屈を習うとどんなこともより早く効果的に能力を伸ばせる!
・人が文句を言うのは、人が後悔する生き物でひたすら後悔しているから。
→やらなかったという後悔をなくしていくしかない!
・大切なことはバランスよりも尖ること!
・塾を辞めたくなる理由
→自分の成長実感を感じられないこと
人のせい・環境のせいにしてはいけない
・才能の正体は洞察力
→相手の次の動きを想像できるくらい、観察・洞察・想像することが大切。相手の思考や行動を見抜けるようになる人のことを「才能がある」と言うべき
・才能がある人
=結果を出せる人
=洞察力のある人
=観察しただけでは見えないものを直感的に見抜いて判断する能力!
・他の人にない突出した能力を身につけるには
①守 教えをまねる。行動をコピーする
営業成績のあがっている人にアドバイスを求めるのではなく、同行すると◎
行動を動画で撮ると◎
考え方や言っている事は真似できない。とにかく行動を真似する!
②破
③離
・何も考えず「宿題をやりなさい」「休まずに学校に行きなさい」と言うのは思考停止。思考停止してきた人は才能と言えるほどの尖がない。才能が大きいほど既存の組織から逸脱する事になる。結果としては企業に向かう人が多い。本当に成功する人はちゃんと考えている。そうでなあと能力は才能にならない。
・「こうしたらうまく行く」と言っていることを聞いてもうまくいかない。その人固有の成功体験だから。
・誰かが成功すると出来る人が増える理由
→成功者の術がすでにある状態になっているから。
技だけなら普通の人。達人になるには術を磨く必要がある。
・勉強が得意な人ほど教科書の内容が映像化されている
勉強が嫌いな人は技の練習ばかりしている人。理解する楽しみが少ない。
・プラトー現象、スランプに陥る要因の大部分はスタートにある。基礎がしっかりしていないと力が拡散してしまう。
・「なぜ人は勉強しないといけない?」
→才能が必要となる大学より先を生きる時の準備。才能を見つけるためにはもともとある能力を伸ばしておかないといけない!
・教育→知らない人に知識を与える
マネジメント→知っているけどやれない人をやれるようにすること
→親はなぜ勉強するのか?分かっていない子をマネジメントしようとするからうまくいかない。
難しいこと(論文作成・売り上げアップ)
→解答がない中で、自分なりの答えを模索していくこと。この力を身につけるために勉強する!
・いまの自分が「できると思っていること」より少しレベルの高いことをする際に、能力がないからできないというのは言い訳でしかない。
・効率的なフィードバックは中立的なもの
例)部下が時間通りに打ち合わせの資料作成ができていない場合
○「予定してた資料の提出時間は?」と事実を本人の口から聞く
×早くしないと間に合わないよ
人の才能を伸ばすのが上手な人ほど主観的な意見を言わず、ただ事実のみを根気強く言う。
・一度でも自分でやってみると微妙な変化に気づくようにる。成功者は経験こそが価値あることであることを知っている。
Posted by ブクログ
「ビリギャル」の著者による一冊。この方の著作は「ビリギャル」しか読んだことがなかったので、単なる塾の講師かと思っていましたが、この本を読むとがらりと印象がかわります。
本作では塾の講師という視点というよりもむしろ、ひとりの人間をどう育てるかという人材育成論的な内容が展開されていると思います。
タイトルにある「才能」については先天的なもの、持って生まれたものではなく、誰でも持っている、後天的に伸ばすことができるものというのが本作における著者の主張であり、
「伸ばす」ための正しいやり方を説いています。家庭内における子育て、会社における部下育成、さまざまな場面で応用できる一冊といえるでしょう。
ビリギャルことさやかちゃんの受験成功の秘訣はもちろん、本人のがんばりによるところが大きいのですが、こうした人物が指導にあたったという点もおおいに影響しているのではと思わずにいられません。