あらすじ
普通に社会人をしていれば、誰しも「経済理論」や「経済学」について、なにかしら聞いた覚えがあると思われます。「神の見えざる手」「悪貨は良貨を駆逐する」というような言葉は、誰でも聞いたことがあるのではないでしょうか?
「経済理論」や「経済学」というのは、経済の仕組みを解き明かしより良い社会をつくろうというものです。そして我々の社会や生活に大きな影響を与えています。
マルクス経済学のケースからもわかるように、経済理論というのは、必ずしも正しいものばかりとは限りません。そういう経済理論と実体経済の相違についても、紹介していきたいと思います。
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Posted by ブクログ
昔から最新の経済理論まで幅広くカバーしている。
堅苦しく書かず、初めてでも読みやすかった。
経済に興味なくても社会人として知っておくべき内容。ほんのタイトルの通り教養になる内容ばかり。
多分筆者はジョン・メイナード・ケインズが好きなんだろうなと感じた。
Posted by ブクログ
簡単なイメージの紹介になるので、ガッツリと経済の仕組みを知りたい人には不向きだろうと思う。ただ大雑把に知りたいのなら人物のことなどについても交えながら面白く読めると思う。
Posted by ブクログ
経済学が無知であるため、わかりやすく最初のステップとして良い本に出会えたと思う
経済学は心理学??
何事にも当てはまるが、変化する状況に対応する対策を選択する難しさとその効果
Posted by ブクログ
今まで様々な経済学についての本を読んできたが、知識の整理をするにはもってこいの本だった
経済学の大家であるアダム・スミス、リカード、マルクス、ケインズ、そして最近ではカーネマンは全て大学で経済学を専攻した経済学者ではない、というのは、経世済民=経済というものをよく表しているのかもしれない
Posted by ブクログ
経済には、経済理論がついてくる。
この経済理論をわかりやすく解説した本。
経済について学びたい人、学んだけどわからないことが多い人には、オススメの本です。
わかりやすかった!
残念なのは、もう少し図や例示がありされば…というところでした。
Posted by ブクログ
ものすごく読みやすい。なんとなく分かった気になっていたことをしっかり学べた。特にシャハトの経済理論のしなやかさは今の世の中にものすごく必要な理論のような気がした。
Posted by ブクログ
言葉だけ知っている初心者でも、経済の仕組みがすんなり入ってきた。伸縮財政の適用は今の日本に必要。拡大再生産なしには成り立たないお金の仕組みは、経済発展を唱える少し上の世代の意見のベースが分かった気がする。経済発展できないこれからの社会に生まれる次の理論は何だろう。
Posted by ブクログ
公共工事にはコンコルドの誤謬が生じやすい。
行動経済学から、返報性の原理、譲歩的依頼法。
協力関係を築くことの難しさ=囚人のジレンマ。
都会は、囚人のジレンマそのもの。簡単には協力しない。田舎は無制限のゲームだから親切になりやすい。
ネットの世界では囚人のジレンマのように攻撃的になりやすい。顔が見えない知らない人相手だから。
税務署への密告は大半は身内=嫉妬心を隠せない。嫉妬心は損得勘定を超える。自分が損してでも、嫉妬した相手を貶めたくなる。
ナッジ理論の悪用=解約月を限定する、解約を電話のみにするなど。
自信過剰の法則=ほとんどの人は自分の評価を高く見積もっている。
アンエンガーの商品選択の法則=選択肢が多すぎると買えなくなる。ジャムの法則。間違った選択をして後悔することを避けようとする。
プロスペクト理論=儲けより損失を重要視する。
ハロー効果=最初の印象を持ち続ける。同じ学生の論文を続けてみない。最初の論文の印象に引きずられるから。
悪貨は良貨を駆逐する。=貴金属貨幣だったから。
アメリカの50セント銀貨は銀90%だったものを40%に落とした。旧通貨は溶解された。さらに銀がほとんど入っていない50セント硬貨が発行され40%の銀貨も鋳つぶされた。
世界では人口爆発中。
シャハトの経済理論=すべての局面に通用する経済法則などない。資本主義的経済方法がない社会主義経済はない、階級間の社会主義的協調のない資本主義も存在しない。
経済に一人勝ちはない。
シュンペーター=技術革新による景気の波を主張した。
20250508再読
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無制限にゲームが繰り返されると相手と協力するようになる。ネットの世界では、一回きりの囚人ゲームだから攻撃的になる。
脱税の発見は税務署への密告情報から。
進化ゲーム理論=最後通牒ゲーム。人間は合理的ではなく、嫉妬深い存在。
リチャード・セイラーは相田みつをのファン。「そのうち そのうち べんかいしながら日が暮れる」
人は自信過剰な存在。自分の評価よりも実際の評価は低い。
人は選択による失敗を嫌う=選択肢が多いと選択できない。
神の見えざる手は、独占を批判した中で出てきたもの。なんでも自由にすればいい、という意味ではない。何もかも自由にすべき、とはいっていない。むしろ道徳は前提にあった。
下層の人が大部分であり、その人達が豊かになることは社会としていいことである。独占を批判したが、経営者にはモラルを求めた。
ヨーロッパの間接税は、贅沢品と生活必需品の税率が違う。
資本主義の名前は社会主義者がそう読んだから。資本家の世界を想定している。現在の経済システムは自由主義経済というべきもの。
共産主義は、効率的ではないが、崩壊した原因は貧富の格差にある。人は嫉妬の生き物=他人より多く欲しがる。
ケインズ理論では、不況時には公共事業を行う、であってのべつ幕なしに行うものではない。
神の見えざる手は拡大解釈されて、何でも自由なら解決すると思われていた。しかし失業は解消しないのでケインズの理論が必要になった。
慢性的な不況のときに財政投資は効果はない。むしろ規制緩和による構造改革で新しい産業を生み出す必要がある。日本のバブル崩壊後の姿。
金本位制に反対した=資産価格が安定するので金持ち優遇政策。
ケインズのテーマは失業をなくすこと。
アメリカの50セント硬貨は製造されているが使われていない。
リカードの比較優位論は、実際には成り立たない。低コストで生産できるものは、効率が悪いからと言って輸入はしない。
シャハトの経済理論
自由主義も共産主義も盲信するものではない。いいとこ取りをする=戦後の世界経済の目標。
黒字ばかり続けている国は豊かにならない。外貨は増えるが剤は減る。貿易黒字は、国の物価を上げるだけ。もらった外貨を使わなければ豊かにならない。
失業こそが悪だが、現代は経済成長のために失業を増やしてしまう経済政策が行われることもある。
渋沢家は、GHQの調査では財閥に当たらないとされたが、世間が納得しないであろう、という理由から株式などを手放した。
経済思想は、検証方法がないので極端な思想が流行りやすい。
ゴールドスミス・ノート理論=金匠が実際の金の数倍の金の預り証を発行して紙幣として流通させた。預り証のことをゴールドスミス・ノートという。
お金が社会に出るのは、誰かが借金するから。社会のお金は本を正せば誰かの借金。
借りたほうは利子をつけて返す。そのためには、経済が成長せざるを得ない。みんなが借金を返すと不況になる。借金を増やし続けなければならない。拡大再生産が必要。
マネタリズム=新自由主義=経済はすべて自由にしておくべき。貧富の差はトリクルダウンで行き渡るはず。
東西冷戦の集結が、自由主義を必要以上にもてはやした。大きな誤解。
グラス・スティーガル法が骨抜きになった。その結果リーマンショックがおきた。
MMT=自国通貨建て債券を発行している国は、財政破綻は気にしなくていい。
誰かが借金しないと通貨が社会に流れない。増え続ける必要がある。MMTの根拠になるかもしれない。
公共工事で間接的に雇用を増やすよりも、直接雇用を増やしたほうが効率がいい。
インフレに注意していればいい、のは確かだが、インフレになったときに借金をやめられるか。
ビットコイン。
安全性に大きな問題。実際の流出事件を食い止められなかった。孫正義もビットコインで大損した。
ピケティ。
1990年を契機に貧富の差が進んでいる。共産主義の崩壊は、貧富の差が大きかったから。所得税や相続税の累進性の強化。世界的な資産税の強化。
Posted by ブクログ
経済学のトリビア知識やエピソードをちりばめた本である。「経済理論」と言うほど硬くはなく「教養」と言うほど高尚ではない。気軽に読めて「経済」が身近に感じられる本。
現在の社会の政治経済を考察するためには、やはりある程度の経済学の知識は必要不可欠と思う。本書のようなわかりやすい経済学周辺知識は、小生のような一般ピープルにちょうど良いレベルとも思えた。
とりわけ「貿易黒字と豊かさ」についての考察はもっと世に知らしめるべき。貿易黒字が国の利益のような誤った見解は、トランプだけでなく未だ世の中に多い。国家経済の目的は一部企業の利益増大ではなく、国民の豊かさの追求にあることを原則に振り返って認識できる本である。
Posted by ブクログ
【所感】
深い解説があるわけではないが、入門書としては読みやすい書籍。
ただし、全項目でアウトプットできるビジネスパーソンはそこまで多くはないのでは、というよいラインの内容が選択されていると感じた。
(と言いつつ、自分も大半は▲…)
【残ったフレーズ】
国富論の原理原則
→国民全体が豊かにならなければ、国は豊かにならない(p.91)
リチャード・セイラーのアメリカで企業年金加入者を激増させた方法
→詳細はp.52
【こんな人にオススメ】
読書習慣があまりない人に、特にオススメです。
わからなかったり、曖昧な単語を調べることによって、知見を深めるための入門書となるのではないかと思います。
また、学術書は難しくて読み進まないと感じる方にも、読みやすいためオススメできます。
【以下、自分用メモ】
①コンコルドの誤謬→サンクコスト効果
※リチャードドーキンス、コンコルド→航空機
②返報性の法則→オブリゲーションを負う
※ロバートBチャルディーニ
③フットインザドア→小さなイエスを積み重ねるイエスセット
※ロバートBチャルディーニ
④囚人のジレンマ→?
※アルバートタッカー
⑤無制限のゲーム→短期だと利己的提携
⑥最後通牒ゲーム、進化ゲーム理論
※ワーナーガス
⑦ナッジ理論→面倒な心理の応用
※リチャードセイラー2017年ノーベル経済学賞
⑧心の家計簿
※リチャード・セイラー
⑨自信過剰の法則
※リチャード・セイラー
⑩アイエンガー商品選択の法則
※シーナ・アイエンガー
⑪プロスペクト理論
※ダニエル・カーネマン
⑫ハロー効果
※エドワード・ソーンダイク
⑬アダム・スミスの経済理論(神の見えざる手は、独占批判)
※アダム・スミス
⑭アダム・スミスの経済理論(下層の人々の豊かさが国の豊かさ)
※アダム・スミス
⑮アダム・スミスの経済理論(税の負担は公平に)
※アダム・スミス
⑯資本主義とは何か
※ルイ・ブラン
⑰マルクス資本論
※カール・マルクス
⑱ケインズの経済理論(不況時は公共投資)
※ジョン・メイナード・ケインズ
⑲ケインズの経済理論(不景気は金利を下げる)
※ジョン・メイナード・ケインズ
⑳グレシャムの法則
※トーマスグレシャム
㉑マルサスの人口論
※トマス・ロバート・マルサス
㉒リカードの比較優位理論
※デヴィッド・リカード
㉓シャハトの経済理論(経済は生き物)
※ヒャルマル・シャハト
㉔シャハトの経済理論(失業こそ悪)
※ヒャルマル・シャハト
㉕渋沢栄一の道徳経済合一説
※渋沢栄一
㉖シュンペーターの経済理論(好景気は技術革新)
※ヨーゼフ・シュンペーター
㉗ゴールドスミスノート理論
※??
㉘不換紙幣システム
※リチャードニクソン
㉙現代の基本金融システム
※??
㉚マネタリズム理論
※ミルトン・フリードマン
㉛MMT現代貨幣理論
※ランダルレイ
㉜ビットコイン理論
※サトシ・ナカモト
㉝ピケティの経済理論
※トマ・ピケティ
Posted by ブクログ
国税調査官の著者が行動経済学や経済学者の理論など33の経済学の理論をわかりやすく解説した一冊。
返報性の法則や囚人のジレンマなど行動経済学で紹介される理論からアダムスミス、マルクス、ケインズなどの経済学者の経済理論やMMTやビットコインといった新しくできたものまで様々な現在につながる経済学について勉強することができました。
また、ナッジ理論やアイアンガーの商品選択の法則など企業の提供するサービスの中で使われているものがあることも本書で知りました。
そして、経済学者の人となりも知ることもできました。
そんな本書の中でも著名な経済学者は学生時代に経済を専攻していないというのは意外で印象に残りました。
本書で経済理論の知識はもちろんのこと実態とは結びつかない真実も知ることができました。
経済理論と実体経済が結びつかないことも本書で知ることができました。
また現在の経済のシステムの弱みも本書で浮き彫りとなったことも感じました。
本書で学んだ経済の教養を活かして生活や人生に役立てていきたいと感じた一冊でした。
Posted by ブクログ
コンビニで購入。
見開きでわかりやすくまとめられていて入門編としていいのではないだろうか。
ひとつひとつ掘り下げて詳しくというよりかは、こういう心理的な動きがあるよ〜!こんな考え方があるよ〜!!と、ざっくり分かりやすく教えてくれて、雑学レベルの知識がつく。
これで大枠のイメージ掴んでから、興味ひかれたことに関して詳しい本読む流れがいいかと!導入編としてわかりやすいと思います!
Posted by ブクログ
同著者では「お金の流れでわかる世界の歴史」が面白すぎて、そこまで突き抜ける感じはなく残念でした。紹介されている各経済学者の個人に絞った書籍を参照する前の予備知識として役立つもの、行きすぎた資本主義に警鐘を鳴らす書籍として有意義でした。
Posted by ブクログ
実用的なところから、大きな規模のところまで、まとまっていて読みやすかった。日本は、もう少しインフレになるくらい、賃上げと、ばら撒きをやった方が良いのではと思う。