【感想・ネタバレ】さよなら世界の終わり(新潮文庫nex)のレビュー

あらすじ

校内放送のCreepを聴きながら、屋上のドアノブで首を吊ってナンバーズの数字を見ようとしていた昼休み、親友の天ヶ瀬が世界を壊す未来を見た。彼の顔を見ると、僕は胸が苦しい。だから、どうしても助けたいと思った――。いじめ、虐待、愛する人の喪失……。死にたいけれども死ねない僕らが、痛みと悲しみを乗り越えて「青春」を終わらせる物語。生きづらさを抱えるすべての人へ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

佐野さんの作品は前3作とも読んでいて、今回4作目をみつけて即買いしました。
あとがきの通り、前3作とよく似ているニュアンスが度々ありました。そのニュアンスが佐野さんらしさを感じてたまらなかったです
人生の息苦しさ。
私も日常で度々感じる事がありますが、この主人公や重要人物2人と違い、普通の人生を歩んできたと思います。ですが時々感じるしんどさ。辛さ。時々考える地獄や天国の妄想。そして考えもしなかった世界の終わり。仮死の世界。
よんでいてとても面白かったです。綺麗な青春ではなく汚い青春を取り上げているのにとても素敵な小説でした。

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2021年04月12日

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