あらすじ
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より身近なものになったM&A
最新事情と活用法を丸ごと一冊で解説!
中堅・中小企業のM&Aがにわかに活気づいています。
事業承継とベンチャー投資が牽引する形で、2018年から件数が急増しはじめました。
中堅・中小企業は、経営者の高齢化が深刻な問題になっている一方で、親族や社内に適当な後継者が見つからず、M&Aによって会社を第三者へ承継する動きが年々増えています。国による支援も後押しし、今後しばらくはこの動きが続きそうです。
ベンチャー投資は、技術が急速に進歩しているITの分野で特に活発な動きがみられます。新しいテクノロジーを取り込むために、大手や中堅・中小企業が技術を持つベンチャー企業を買収するケースが増えてきました。
加えて、過去には大企業が中心だった「クロスボーダーM&A」も、いまでは海外に市場を求める中堅・中小企業が積極的に取り組んでいます。
また、店舗や個人事業主がマッチングサイトを通じて取引する「スモールM&A」も活性化しています。
M&Aを支える専門家・プレイヤーの数や種類も増え、日本はいまM&Aに取り組みやすい環境が整いつつあるといえます。
本書は、M&Aの基本の流れや進め方、メリット・デメリット、専門家の選び方などを解説した入門書です。
業界別のポイントや最新事例など、実践的な情報も収録しています。
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Posted by ブクログ
オンラインでのM&A、事業承継、事業譲渡のマッチングサービス。年間売上高1億円未満の企業とそれ以上の企業のM&Aは別世界。店舗だけ売却したい、従業員だけ引き継いでほしい、取引先だけ引き継いでほしい、売れるものだけ取って欲しいなど、事業の一部についての事業譲渡となるスモールM&A。通称、あとつぎ探し。
3千万円の譲渡価格を超えるとマッチングが急に少なくなる。事業に魅力があれば赤字でも売れることがある。それはそうだろうが、こうした手続きを自力でやるにはハードルが高い。その指南書として有効である。
今、70歳以上の法人が約93万人。今後10年で、70歳を超える中小企業の経営者は約245万人に増加。そのうち約半数が後継者がいない状態。これをどうするか。必要な専門知識だ。