【感想・ネタバレ】「山奥ニート」やってます。のレビュー

あらすじ

ひきこもりとなって大学を中退し、ネットを通じて知り合ったニート仲間と2014年から和歌山の山奥に移住。以来、駅から車で2時間の限界集落に暮らしている。月の生活費は1万8000円。収入源は紀州梅の収穫や草刈りのお駄賃など。インターネットさえあれば、買い物も娯楽も問題なし。リモートの可能性をフル活用し、「なるべく働かず、面倒くさい人間関係から離れて生きていく」を実現したニートが綴る5年間の記録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「山奥ニート」というパワーワードに惹かれて、前知識ないまま読み始めました。
とても読みやすくて、気取らない言葉で日常を書いてくれています。
他人と関わりながら、何かに追われることなく、自分のペースで生きていけるって羨ましいなぁと思いました。

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2025年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった!楽に生きることを目標にするっていうのがすごく新鮮。人生は自由だから努力してもしなくてもいい。楽に生きたっていいよなぁと思った。今までにない新たな視点で生きることについて考えることができた。

1番いい備えは怪我や病気をしたときのために貯金することじゃなく、自分が出来ることを増やしていくことなんじゃないだろうか。

多様性とかグローバル化とか言われているけど、たくさんの種類の生き物を飼うには、小さな水槽をいくつも用意するのが1番。大きな水槽ひとつだけだったら、大きな生き物が小さな生き物を全部食べてしまう。

不便な方が目的には合っている、不便益という考え方を初めて知った。バリアフリーは確かに便利だけど、スロープやエスカレーターをいつも使っていたら足の筋力が弱まる、これはバリアアリーだというのには納得した。わざと不便さを残す。
現代社会は便利なもので溢れすぎている。

人にはそれぞれ自分に合った履き物がある。なのに、今は既製品の靴に、無理に足を押し込んで履いている。だから、歩いているうちにすぐ足が痛くなる。靴に足を合わせるんじゃなく、足に靴を合わせなきゃいけない。昔わらじを自分で編んだように、自分に合わせた履き物を作る。そうすれば、足は傷つかず、どこまでも歩いていける。自分専用のわらじをじっくり作る、そのための時間と場所が必要だ。

これまでニートに対してあまりいい印象を持っていなかったけれど、働いている人ができない役割を担ってくれる。働いている人も働いていない人も、みんなそれぞれ役割が違っているのだなと思った。

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2022年01月27日

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