【感想・ネタバレ】偽りの花嫁令嬢と消えた懐中時計［ホワイトハートコミック］（３）のレビュー

佑羽栞 / ゆりの菜櫻

父の事業の失敗で没落してしまったダーレン男爵家の娘・アリシア。が、男爵家を陥れて父の大切な遺品だった懐中時計すらも奪っていったのは、悪名高きウォルター伯爵であったことを知ったアリシアは、「お父様の懐中時計を取り戻し、ウォルター伯爵の悪事を暴いて法の裁きを！」と復讐を胸に誓う。レンダリア王国屈指の大貴族・ウォルター伯爵。その伯爵の妹の家庭教師となるべく身分を偽り、伯爵家に潜入することになったアリシア。金に汚く傲慢な悪魔のような男と聞いていたはずのウォルター伯爵だったが、目の前に現れたのは、冷たい青い瞳が印象的な美青年だった。噂に聞いていたはずの冷血な男――しかし、ウォルター伯爵ことライアンがときおり見せる優しさと切ないほどの寂しげな表情が頭から離れないアリシア。父の仇だと憎しみを募らせてきたはずが、揺れる心に戸惑いを隠せない。ライアンもまた、吸い込まれそうなアリシアの瞳と、彼女の強さに抑えようのない欲動を抱く。月が輝く夜、ライアンに強く抱きしめられ口づけをされたアリシアは、着実に大きくなっているライアンへの恋心と、手放すことのできない復讐心に揺れ涙する。そして父親の仇を取ることを選び、ライアンの書斎へ手掛かりを探そうと侵入したアリシアだったが――！？
【分冊版『偽りの花嫁令嬢と消えた懐中時計』９～１２巻収録】
※この作品は講談社X文庫ホワイトハート『暴君伯爵の甘い手ほどき』の内容を一部改変の上、タイトルを変更してコミカライズしたものです。

大人気ロングセラ―小説を待望コミカライズ！
「俺をだませると思うのか――？」復讐から始まる永遠の愛，ついに完結！

[a-ko · ★★★★☆]

ハッピーエンド

伯爵への復讐と乗り込んだヒロイン。
しかし、伯爵にどんどんと惹かれていく。伯爵も彼女の美しさに惹かれていく…というお話しです。伯爵への誤解は作中での聡明なヒロインなら解けそうな感じですが。
絵が綺麗でキャラクターも魅力的に描かれてるので気にならなくなりました。
３巻完結というのも良いですね。

[ナナちゃん · ★★★★☆]

一番悪いのは主人公の母親だった

アリシアとライアンはラブラブ。アリシアの弟のショーンが頑張って、初対面でライアンの妹を虜にしつつ、最後は大団円♪
時計も手元に戻って、アリシアは本物の花嫁に！そして、やっぱりアリシアは母親の嘘を信じ込まされていただけだった。
せっかくおもしろい設定なのに、悪役の叔母様と手下が中途半端。拳銃を撃った後に、のけ反りながら高笑いの一つでもして欲しかった・・。いい人過ぎて拍子抜けした。
ある意味アリシアも被害者だが、「一方聞いて沙汰するな」の言葉を彼女に贈りたい。

[スイ · ★★★★☆]

良かった！

最終巻とあって、怒濤の展開でした。でも、いろいろと解決、真相が判明して良かった！そして弟君もいろんな意味でナイスです。素敵な男爵家当主になること間違いなしです。キャロルちゃん、頑張れ！！

[サマ · ★★★☆☆]

ようやく

巻を増すごとに距離が近くなっていくヒーローとヒロイン。この巻では早々に体が結ばれます。シーンは数コマでサラッと流れて翌朝のシーンになります。
誘拐されたヒロインを救ったり弟が没落の真相をヒロインに話したりし二人の誤解や偽りもなくなり晴れて結ばれてハッピーエンドでした。弟くんと妹さんのストーリーもスピンオフで読みたいくらい可愛らしかったです。