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Posted by ブクログ
読み進めるにつれて「えぇぇぇ」と心の声がついつい漏れてしまうお話でした。
小さい頃の思い出。
わたしの生まれ育った四国のとある田舎での幼少時代。
登場人物それぞれの過去、現在ととある儀式とを回顧する旅。
途中、現実離れした(子供ができるはずもない…)行為や考え。
結末のどんでん返しにも驚きました。
Posted by ブクログ
仲間と埋めた骨格標本の骨の真実を追い求める、かつて小学生だった男女たち。苦い過去を抱えひっそり生きる者、都会で忙しく日々を送る者、辛い結婚生活を耐える者、家族を失い時間が止まってしまった者…それぞれ歩んできた道が再び交わり、徐々に解けていく骨の謎にすっかり没頭。
最終章はあっと驚いて作者のしかけに興奮のゾクゾクが止まなかった。評価が大きく割れそうな結末だが、めくるめくミステリーと幾多の層をなした人間の姿にお腹の底から満足感が湧き上がる。
縁と大小の奇跡は人生を廻す歯車、自分もその醍醐味を感じて生きていきたい。
Posted by ブクログ
小学生の頃、いけ好かない教師を困らせてやるつもりで、学校から盗み出した骨格標本を山中に埋めた子どもたち。30年後の新聞記事を見て、あれは骨格標本などではなく、本物の骨だったのではと当時のことを振り返る。
強く興味を惹かれた出だしだったのに、話中に著者の名前が出てきてシラける。面白いと評判の作家という扱いで、愛嬌とみなすべきなのでしょうが、どうにもそうは思えず。名前が出てくるたびにちょっぴりゲンナリしていたのですけれど。
そうか、これはこの名前でなければ駄目だったのか。そもそもがこの名前を使って何か書こうという遊び心から始まったのかしらんと思います。驚いたのは驚いた。面白かったことは面白かった。でも、こういう芸風の作家ではないと思うので、謙虚な日本人としては(笑)やはり自身を人気作家として登場させるのはちょっとどうだか。
と、文句を言ってみましたが、読後感は良し。幼なじみはいいもんだ。