【感想・ネタバレ】2000年前からローマの哲人は知っていた 怒らない方法のレビュー

あらすじ

<哲人に学ぶ「人類の知恵」シリーズ>

★2000年読み継がれてきた「怒り」と向き合うための必読書!

「あー、もう!!!!」
最近、イライラしてませんか?

突然、列に割り込まれた、
心ない言葉を投げつけられた、
いきなり無茶難題を押し付けられた……

意に反した出来事に「怒り」を抱き、
波立つ感情につい振り回されてしまうのは、
今も昔も変わらない、人類共通の悩み。

およそ2000年にわたり、
多くの悩める人たちの間で脈々と読み継がれてきた、
古代の哲人セネカによる「怒り」と向き合うための必読書。

自らも、当時「暴君」と恐れられた皇帝の怒りに翻弄され、
結果的に命をも落としたセネカだからこそ語ることのできる
「怒り」との向き合い方。

ソクラテスやカトーといった名だたる歴史上の人物から
市井の人々に至るまで、
「怒り」にまつわる具体的なエピソードを多数盛り込み、
哲学書とは思えない読みやすさで
あなたの日々の「イライラ」に解決策をお届けする1冊です。

●「怒り」とは何か
●怒りを避けるには?
●怒りを抑えるには?
●「怒らない子ども」はどうすれば育つ?
●怒りをコントロールする方法
●あなたをイライラさせているものの正体
●限られた時間を無駄にしないために

暴論、虚言、噂、不正、格差……混乱が絶えない時代ゆえに
思わず「わかる!」とうなずいてしまう知恵が詰まった、
「怒れる現代人」のための、とっておきの処方箋!

(目次より)
■第1巻「怒り」とは何か
・感情の中で最も恐ろしいもの
・怒りが人類にもたらしてきた「悲劇」の数々
・怒りがあなたを「奴隷」にする
■第2巻 怒らない方法
・怒りを避けるには?
・怒りを抑えるには?
・「怒らない子ども」はどうすれば育つ?
■第3巻 怒りをコントロールする方法
・怒りへの効果的な対処方法
・あなたをイライラさせているものの正体
・限られた時間を無駄にしないために ……ほか

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Posted by ブクログ

ネタバレ

Twitterで怒っている人をよく見かける。自分が当事者にならないよう、怒りについて学んでいる。

本書は、2千年前のローマ人(しかも、総理大臣の右腕のような人)が書いたものだが、現代の『アンガーマネジメント理論』を網羅していることに気づいた。昔から人間が豊かに暮らすには怒りのコントロールが不可欠、というのは興味深い。

私は、10人いたら7人は善人だと思っているような人間だが、著者の『誰しもが軽率で野心家な悪人だから、悪人同士お互いに優しくしよう』の考え方は目から鱗だった。前提として、自分や他人の期待値を下げることになるので、怒りを抑えられそうだ。

最近、怒りっぽい人は、ぜひお茶でも飲みながら読むのを勧めたい。また、怒りっぽい子供に育たないための教育論も書かれてあるので、教職者や保護者の参考にもなりそうだ。

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2022年03月30日

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