【感想・ネタバレ】新実存主義のレビュー

あらすじ

心と脳は同じものなのか。心はすべて物理的な理論で説明がつくのか。心と脳はなぜ「サイクリングと自転車」の関係に似ているのか――。『世界はなぜ存在しないのか』で「世界」を論じた気鋭の哲学者がつぎに切り込むのは「心」。脳科学全盛の時代に、実存主義と心の哲学をつなげ、21世紀のための新たな存在テーゼを提示する。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

心は脳という言葉で表されるものではなく、人間は本質なき存在であると主張することで精神の領域を広げようとしていると感じた。理解するためには、自然主義的世界観が何か、本当に行き詰まっていると言えるかを補強していきたい。

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2020年05月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心=脳ではなく、心で表せるたった1つのものは存在しない。むしろ心と脳はサイクリングと自転車の関係であり、脳は心の条件ではあるがそれ自体ではないという立場をとっている。人間は精神によって自身の行為を変化させる、という説明は人間と自然種の区分けとしてしっくりきた。

本書はマルクス・ガブリエルの新実存主義の説明が始めにあり、4人の識者たちの批判が加えられ、最後にガブリエルによってその批判に回答するという構成を取っている。
文章自体は難解で正直全く読み込めなかったため、今後また挑戦してみたい書籍であった。

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2020年05月02日

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