【感想・ネタバレ】海辺の光景ほか六編のレビュー

あらすじ

海に臨んだ精神病院で狂死する母、それを看取る父と私。父はもと陸軍獣医少将。だがそんな父を軽蔑した母と私。――人間の奥底に潜むエゴイズムを赤裸々にえぐり出し、夫婦とは、親子とは、人生とはを追求した、芸術選奨&野間文芸賞W受賞の表題作。ほかに卓抜な感性の冴えを示す6編を収録。

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Posted by ブクログ

短編集。

表題作は緊張感ある作品であった。
主人公と母親、そして父親との関係を母親の狂気と死からはじき出そうとしている。隠喩も巧みであり、没入した。本人の体験もその下地になっているという。

「宿題」という小学生の独白体の小説があった。
青森ののんびりした小学校から青山の学校に移って落ちこぼれ、宿題をサボり、やがて学校もサボる姿を描いている。

いつぞやの自分のような?
はっはっはっはー。

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2010年05月08日

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