【感想・ネタバレ】座り仕事の疲れがぜんぶとれるコリほぐしストレッチ―――首・肩・腰が軽くなる！のレビュー

なぁさん

目が疲れる、首が重い、頭痛がする、肩がこる、背中がはる、腰が痛いｅｔｃ
ただ座って仕事をしているだけなのに、「疲れる」。こんな経験はありませんか？ 本書は、「座り仕事のつらい疲れ」のとり方を解説した企画です。
本企画の著者は、Ｎストレッチ代表のなぁさん。「人体解剖学に基づいたストレッチ」が話題をよび、ツイッターのフォロワーは１５．４万人を誇ります。現在は、摂津本山（兵庫県）を拠点に、「疲れ」に悩む人と日々向き合っています。

【そもそも、なぜ座り仕事で疲れるのか？】
ポイントは「筋肉の固定」にあります。長時間同じ姿勢でいることで、筋肉が硬くなり、そして血流が悪くなり、老廃物がたまる。その結果、「はり」「こり」が生まれ、それが「疲労感」につながっていくのです。
「疲れ」解消のカギは、「筋肉の硬直をほぐし、可動域を広げる」しかありません。マッサージは血流改善に一定の効果がありますが、それは一時的なもの。すぐもとの身体に戻ってしまいます。
まず改善すべきは「猫背」。これは、座り仕事によって下半身の筋肉が硬くなり、骨盤が後傾することで起きる現象です。猫背は、首疲れ、肩こり、腰痛等を引き起こす、いわば座り仕事の大敵。猫背を治さなくては、疲れは絶対とれません。
ポイントは「骨盤まわりの３つの筋肉」を徹底的にほぐすこと。これで骨盤の後傾が解消し、猫背が治ります。猫背が治れば、首疲れ、肩こり、腰痛といった症状も和らぎます。あなたの毎日が見違えるように変わります。
あとは、Ｃｈａｐｔｅｒ２、３を見ながら、特に気になる疲れをとっていきましょう！

※著者にとって４冊目の本となります。差別化ポイントは、下記３点です。
①「座り仕事の疲れをとる」という、今までありそうでなかった、明確で新しいコンセプト
②著者のストレッチ店のメイン客層はデスクワーカー。本書のコンセプトは、著者の強みを最大限活かしている
③写真ではなく、イラストベース（過去作はすべて写真）

[ブクログ · ★★★★☆]

デスクワーク主体の人向けの本、まとまっているのがありそうで意外となかったので買ってみた。
そんなに目新しいことはなかったけれど類書になかったのは
「仕事中に理想的な姿勢をずっとやることは現実的ではないので猫背で仕事してもいい、ただその後にちゃんとストレッチをするように」という話。

現実問題、ディスプレイみたりするとどうしても姿勢の崩れは起きてしまうので、そういってくれるとアプローチしやすくてありがたい。

[ブクログ · ★★★★☆]

マッサージは対症療法、ストレッチは「改善」

ストレッチの4原則
原則1 20秒× 3セット
原則2 セット間の休憩は一瞬、60秒ぶっ続けのほうがいい
原則3 反動をつけない
原則4 お風呂上がりがベスト

ほおづえは絶対NG
体の捻り（足を組むとかも）もNG

猫背チェック
立ち上がって、ゆっくり前屈、中指が少しでも床につけば合格

猫背改善
・もも裏（ハムストリング）
・お腹の腹斜筋群
・腰の大腿筋膜張筋
仕事中は猫背でもOK

首、肩、背中改善
・「なんか疲れたな」首の僧帽筋
・「首が疲れている」首筋の胸鎖乳突拳
・「肩甲骨がガチガチ」背中の菱形筋
・「目がショボショボしてきた」目の眼輪筋、皺眉筋
・「書類仕事で疲れた」首の広頚筋、舌骨下筋群
・「座りっぱなしで、背中が張ってる」背中の脊柱起立筋
・「肩コリがずっと続く」肩の肩甲下筋
・「肩がずっしり重い」胸の大胸筋
・「腕がずっしり重い」肩の三角筋
・「肩がずっと張っている」腕の上腕三頭筋
・「作業をたくさんして疲れた」腕の上腕二頭筋
・「手首がパンパン」腕の前腕筋群
・「なんか息苦しい」胸の肋間筋
眠くなったらラジオ体操（動的ストレッチ）
ちなみに本書のは静的ストレッチ

腰、足改善
・「腰が痛い」お尻の大臀筋
・「腰に違和感がある」腰の腰方形筋
・「腰やお尻がしびれる」お尻の梨状筋
・「歩くだけで膝が痛い」モモの大腿四頭筋
・「座りっぱなしで足がむくんでいる」ふくらはぎの腓腹筋
・「足元が冷たい」スネの前脛骨筋
・「歩くときにお尻が張る」お尻の中臀筋
・「足のつけ根に違和感がある」股関節の腸腰筋
イライラしたらストレッチも良い

予防のコツ
・ノートパソコンは控える
・椅子の高さを頻繁に変える（1時間ごと）、クッションでも良い
・骨盤矯正クッションはNG
・筋トレしすぎも危険
・ひと駅歩くに満足しない
・夏場でもお風呂につかる

[ブクログ · ★★★★☆]

イラスト多くてわかりやすくて、有効なストレッチ本

メモ
・ストレッチの4原則
　20秒✖️3セット
　休憩は一瞬
　反動をつけない
　お風呂上がりがベスト
・座り仕事で硬くなりやすい3つの筋肉
　僧帽筋
　菱形筋
　大臀筋
・巻き肩には両手上で交差して横に傾くストレッチ

[ブクログ · ★★★★☆]

シンプルで良いです。

最近、ストレッチ系の本が多いけど、
内容と説明が多くて、読んでるだけで
肩凝りが悪化と、いう感じだったので

厳選されていて、要点が抑えられててサクッと読んで実践できました。

一点、マンガのストレッチの図が
どうしても分かりづらいところがあった。
ポイント読めばわかるレベルですが。

[ブクログ · ★★★☆☆]

座ってるだけでいろんな筋肉を使っている
→ふくらはぎ固定しているし
→キーボードで腕固定している
肩周りが前にでてみえるようになる
→首短く
→→→自然と前屈みになるため！

姿勢を良くしようと無理しない
→逆効果になることもある
→そのかわりストレッチでほぐす


■首
張っている筋肉ではなく、反対側の筋肉」を重点的にほぐすこと

偏頭痛の原因は大きく２つ。「頭に血がめぐりすぎること」、もしくは「頭に血がめぐらないこと」のどちらか
→ほとんどは後者

「首が疲れた、ダルい」と感じるのは、首が「前に出ている」から

■肩
巻き方

肩関節が通常より前にずれてしまっている状態を指します。体勢は自然と前かがみになり、猫背を悪化させてしまいます