あらすじ
■集中力なくして、どんな成果も出すことはできない■
我々の注意を奪い取ってしまう「雑音」から
いかにして身を守り、大切なことに集中するか?
自分の人生を取り戻すための、重要なスキル
解説:石川善樹(予防医学者)
GAFAを筆頭とした最近のテクノロジーやサービスによって、
私たちのアテンションは、あらゆる方向から奪われる時代となり
集中力を保つことがますます難しく、ますます重要となっている。
しかし、仕事であれ学業であれ、集中力なくして、どんな成果も上げることはできない。
日常生活に溢れる雑音をシャットアウトし、自分の気を散らすものから身を守り、
本当に大切なこと、自分がすべきことに集中するにはどうすればよいか。
集中力を培う具体的テクニックとともに、自分の人生を取り戻す方法を示す。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
人間は集中できない生き物である
それは「ずっとは」集中できないということである
集中と気が散るの繰り返しなのである
集中エネルギーは消費と回復の繰り返しでもある
つまり、なぜいま集中できないのかを都度認識し、どうすべきか考えて対処することが重要。瞑想なのか、散歩なのか、音楽を聴くのか
根本的な習慣を改善したい時は、システムを使う。スマホを使わない時間を設けたり、メールをチェックしないで作業する時間をブロックしたり
Posted by ブクログ
集中力の高め方や維持、途切れた場合の対処法などの論文が掲載されている。集中力について様々な意見が挙がっているが、その中で共通しているのは、「集中力が途切れた場合、その事実を認める」という考え方。つまり集中力が途切れるのは仕方がないので、途切れたなら仕切りなおして作業に戻れば良い、というのである。そのまま何事もなかったかのように作業を再開するのもいいし、体を動かしたり、お茶を飲んだりなどしてしっかりと区切りをつけてもいい。非常に簡単なように思えるが実際には難しいらしい。というのも集中力が途切れたということに対して悩みだしてしまい、作業が出来なくなってしまうというのである。しかしこの指摘はあまりピンとこなかった。では作業が止まったりしたときにどうしていたか思い出してみると、どうやら知らず知らずのうちにこれをやっていたらしい。もしかするとビジネスを学校で学んでいるような人たちは論理的に考える癖が悪さをして、なぜ集中力が途切れたのか、原因は何か、対策はあるのかと論理的に答えを求めようとして、休憩すればいい、という単純な答えにたどり着けなくなっているのかもしれない。