あらすじ
資産家の人知れぬ楽しみが、取り返しのつかない悲劇を招く表題作。日本中に大パニックを起こそうとする“怪物”「ジャバウォッキー」。巧妙に偽造された遺書の、アッと驚く唯一の瑕疵を描いた「完璧な遺書」――おなじみ有栖川・火村の絶妙コンビが活躍する傑作ミステリ全6篇。待望の〈国名シリーズ〉第4弾!
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Posted by ブクログ
第4弾
「雨天決行」女性エッセイストの死。悲しい結末。 「竜胆紅一の疑惑」殺される妄想に取り憑かれる大作家。妄想じゃなかったことが怖い。好きって超えると憎いになる。 「三つの日付」3年前のアリバイを問われるアリス。これも悲しい。事件よりも、周りの死が。 「完璧な遺書」馬鹿すぎる。動機も、してしまうことも。 「ジャバウォッキー」唯一ハラハラする。火村が本気になるところがよき。頭を使う火村と動くアリス。 「英国庭園の謎」スケールは大きいが、残りにくかった。謎解きもサラッと。
Posted by ブクログ
うそ~。このお話感想書いてなかった!?
多分三ヶ月前くらいに読んだけど、覚えてるのはこの二つ。
「完璧な遺書」
犯人視点の話って、つい犯人に同情しちゃう。
どうか逃げおおせてくれ~って思うけどそうはいかんね。
火村は敵にすると恐ろしい。
アリスがめちゃくちゃかわいい。そんなことしちゃうの、可愛すぎだろ。
「英国庭園の謎」
犯人にめちゃくちゃ同情する。
これはもうしょうがない。情状酌量の余地あり。
美しい庭園の描写は見事だけど、それを作った男に対して怒りしかわかない。
あんなにきれいだと思ったのに色あせてしまうね。
詩人のキャラがすき。
Posted by ブクログ
好きだったのは「ジャバウォッキー」と「英国庭園の謎」かな。
ジャバウォッキーのハラハラ感とかよかった。
英国庭園の暗号も、謎解きとか好きだから面白かった。アナグラム(というよりパングラム)っぽいなとは思ってたけど、同じ文字使われてたからないなと思っちゃったな……
Posted by ブクログ
火村、有栖川コンビの短編集。
どれもつぶ揃いで面白かった。だがやっぱり短編集はストーリーを追うだけで心に残るようなものが薄く感じられる。
特に推理小説の場合、謎解きが最重要であろうから、背景やら動機やらはあまりしるされないので 1編を読み次にいくと 前の話を忘れてしまうくらいの感じでしか読み進められないので、こういう評価をしてしまう。
そうは言っても 面白く一気読みしてしまった。