【感想・ネタバレ】京の花街 「輪違屋」物語のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
京都・島原といえば、かつて興隆をきわめた、日本でいちばん古い廓。
その地でたった一軒、現在でも営業を続けるお茶屋が輪違屋である。
芸・教養・容姿のすべてにおいて極上の妓女、太夫を抱え、脈々と三百年の伝統を受け継いでいる。
本書では、輪違屋十代目当主が、幼き日々の思い出、太夫の歴史と文化、お座敷の話、跡継ぎとしての日常と想いを、京ことばを交えてつづる。
あでやかでみやびな粋の世界―これまでは語られなかった古都の姿が、ここにある。

[ 目次 ]
第1話 輪違屋に生まれて―跡取り息子の日々
第2話 最古の花街島原、最後の置屋輪違屋
第3話 極上の妓女・太夫
第4話 京都の花街
第5話 お座敷にあそぶ
第6話 きょうの輪違屋十代目―廓の情緒

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月19日

Posted by ブクログ

浅田次郎の一連の新撰組関連書籍を読んで、その一環としてこれも読んでみた。現役の主人が実態を綴ってるってことで、週刊誌的読み物としての楽しみは味わえました。

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2014年01月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

現代にまだこの文化が残っていることが
とてつもない財産であると感じる。
京と江戸の文化の違いや差というものも非常に感じた。

差と言えば、禿の手配が大変であるとか
本気で将来太夫になりたくて住み込んで稽古を始めるのではなくて
高額アルバイト感覚というのもまた、悪い意味で現代らしい。

ところどころで頷けない書き方も個人的にはあったが
全体的に興味深かった。

ところで、輪違屋さんを見に行ったことがあるのだが
確かに『観覧謝絶』の札がかかっていた。
ちょっと心寂しい気持ちがしたのは事実だ。
だが、ここに書かれてあるように、京都のそのような
『一見さんお断り』という気質は、他の土地の人から見ると冷たく感じるかもしれないが
来てくれるな、という意味ではなく、きちんとしたおもてなしができないから
申し訳ないので、という意味というのは素敵だなと思った。
誤解されていることが多いのではないだろうか。

いつまでも長く遺していただきたい文化だと思う。

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2013年01月26日

Posted by ブクログ

15年前の話だから今もまた変わってる部分が多いんだろうけど、この当時は禿が近所の子たちのバイトだった事に苦笑
よく分からんけど、無法地帯とまではいかんものの治外法権な部分があったりするのかな
常照寺の吉野太夫供養に行ってみたい

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2022年07月15日

Posted by ブクログ

京都の島原で今も営業中のお茶屋「和違屋(わちがいや)」の十代目当主が
ゆったりとした口調で(文章と言うより話し言葉を聞いているようでした)
島原の歴史や太夫さんの話を語ってくれます。

吉原の花魁の「ありんす言葉」が地元がわからないようにするためのものだという
ことは存じておりましたが、島原の太夫産の言葉は上京の武家言葉がルーツで
「なます言葉」と呼ばれるそうです。
「飲みなまんし」「居なまんす、しなまんす」などなど。

京都観光で島原の方に行く機会に恵まれたら、一読しておくと面白く観光出来るかもしれません。

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2009年10月04日

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