【感想・ネタバレ】石平の裏読み三国志 英雄たちに学ぶ乱世のリーダーシップのレビュー

あらすじ

「トランプは現代の曹操」「習近平は袁紹と同じ敗北の道を歩むか?」「仁義を貫く劉備と日本人の共通点」。本書は、魏・呉・蜀の盛衰を記した『三国志』を、リーダーシップに着目して読み解く一冊である。中国評論で名高い著者は、われわれが生きる二十一世紀を「乱世」と見る。傑物たちがしのぎを削り、死も惜しまないやりとりを重ねた時代、リーダーの感情や判断一つで多くの人が命を落とし、また救われた。すべては指導者の大局観しだいであり、現代の民主主義国でリーダーを選ぶのは一般国民である。「曹操や劉備、孫権や袁紹、司馬懿や司馬昭など、三国時代は英雄輩出の時代である。彼らの大いなる成功と失敗、難局や間一髪の危機に直面したときの判断と対応は、私たちにリーダー、リーダーシップとは何かについて教えている」。さらにトランプ大統領や習近平主席、金正恩委員長を三国時代の英傑と重ねて論じた前人未踏の分析は、多くの読者を納得させるだろう。

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Posted by ブクログ

三国志の三人の英傑を分かりやすくまとめ、そのリーダーシップを探る。
曹操→悪の論理
劉備→仁義の道
孫権→温情主義
タイプは違えど、共通しているのは、「度量」の大きさ。大変興味深い。キャラが際立つ三国志の面白さを改めて実感。
また、ダメなリーダーの代表として袁紹をあげ、現代の習近平と比較し酷似していると指摘。習近平も袁紹のような末路になるのか?注目したい。

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2020年05月10日

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