あらすじ
夏休みが始まった。9歳のおれは、父を倒す日をじっと待っている――
勉強ができるまーちゃん、毎日万引きするしらとり兄弟、
学年一強い女子のしまだ、何度も車にはねられるたけし。
動物園には誰よりも賢そうなゴリラがいた。
小さくてもタフな子どもたちの物語。
ブレイディみかこ氏、推薦!
「大人より賢くてタフな生き物のおかしくて悲しいさえずり。
ファックな世でも子は育つ!」
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
泣けた・・
今でも僕の中に子どもの心が少しは残っているだろうか・・
あと少し年をとったらまた子どもに戻っていけるだろうか・・
夏のあの日の物語。
Posted by ブクログ
書店をフラフラしていたら、ながしまひろみさんのカバーイラストが目に止まり思わず購入。
表紙のイラストと中身である本文が、これほど見事な組み合わせはなかなかお目に掛かれないと思います。
台詞が連続する部分などは、ページの使い方 (段落の組み方)がずいぶん大胆にも感じますが、それが言葉のリズムを作ると同時に、ここでは余白が大きくあることが作品にとってとても意味を持っているのだと思います。
物語の語り手は9歳の「おれ」ですが、脈絡なく急に話題が変わるところなど、小学生の男の子の語り方の特徴をうまく捉えているなぁと、思わずニヤリとしてしまいます。
Posted by ブクログ
子どもたちの後に引かないさっぱりしたやりとりとしょうもない大人たちのやりとり
父は1回やる、やって終わる。それでおれと父は解散する
というのがとても良かった