【感想・ネタバレ】トラペジウムのレビュー

あらすじ

高校1年生の東ゆうは「絶対にアイドルになる」ため、己に4箇条を課して高校生活を送るが――。

現役トップアイドルが、アイドルを目指すある女の子の10年間を描いた感動の青春小説!

著者が親友たちへの想いを綴った「あとがき」に加え、雑誌連載時のカラーイラスト全18点を特別収録。

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Posted by ブクログ

アイドルを目指し、アイドルになった著者が書く、アイドルを目指す高校生の物語、という事で気になっておりました。
アニメ化されるとの事で読んでみました。
正直、初の長編と言う事と、本職の小説家の方では無いとの事で舐めておりました。
キャラクター一人一人もしっかりと描かれており、文面も爽やかで語り口も面白く、フィクションならではの展開はあるものの、素晴らしい内容でした。
読んだ後が清々しく、自分も前向きに何かに挑戦してみたい、と思わせてくれる様な、とても良い作品でした。

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2025年07月01日

Posted by ブクログ

2024年上半期に読んだ本の中でもかなり上位にくるような作品です!
元乃木坂46のメンバーである高山一実さんの作品。
どうしても芸能人の方が書かれた作品は手を出しにくいのですが…映画化もされたので、この機会に読んでみたら…。
もう、ほんとによかった!
主人公の東ゆうは、『絶対にアイドルになる』と決めている女の子。
ゆうは、『東西南北』のアイドルグループを作るために、西、南、北にある高校に足を運んで、それぞれの学校の美少女たちとお友達になります。
そして、四人はどんどん仲良を深め、夢に近づいた…と思いきや。
少女たちのすれ違いと、近くて遠い夢への距離。
思春期のさまざまなな感情が入り混じった、青春小説。

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2024年06月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

東ゆうという行動力オバケが主人公。1人でオーディションを受けるのではなく(多分落ちていたから)、東西南北というテーマを決めた上でそれに則った美人や可愛い人たちと友達になり、遠回しにメディアにアピールし、アイドルという夢を叶えようとする物語。
ところどころユーモアのある表現がかずみんらしくてよい。
画の評判で「主人公が自分勝手すぎ」と酷評されていたので、映画だけの誇張表現だと思っていたら、原作からまあかなりの自分勝手だったw
1つひとつがじっくり展開していくというよりはスピーディにことが進んでいく。もう少し丁寧に描いてもよかったのだろうけど、高山一実さんはアイドルやりながら書き上げてるので、それなら仕方ないし、それならすごいと思った。
最後の3連続かぎ括弧は、誰が誰に発言したかを想像しろってことなのだろうか…。あそこだけ勝手に東ちゃんからの言葉と思ってしまったけど、逆か?逆なのか?アイドルに写真家が告白したのか?どうなのよ!!!!

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2025年10月11日

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登場人物のキャラクターがはっきりしていて、起承転結も綺麗で読みやすかった。ストーリーの進みも早くて、すぐ読めた。主人公以外の心情の描写は多くなく、主人公以外の登場人物が主人公に対してどう思っていたのか気になった。

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2024年12月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後、アイドルになっててちょっと驚いた。

調べたら乃木坂46の子が書いてるんだ?
実話?ではないよね??

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2024年09月18日

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ネタバレ

東西南北から集めた可愛い女の子達がアイドルデビューするきらきらした話かと思ったら、いい意味で裏切られた。
アイドルグループをやり続けるより、自分の進む道がなんか違うなと思って軌道修正して、それぞれの道に行く方が四角形が広がっていいなと思いました。
結構好き

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2024年08月25日

Posted by ブクログ

映画がとてもよかったので原作も読んでみました。
全体のクオリティはプロの目線で再構成された映画版のほうがまとまりがあるのはそうなんだけど、原作を読んで東ゆうのモノローグに触れるとさらに作品の深みが増すというか。

題材はアイドルだけど、描きたいことの本題は友情と成長の青春物語だと思う。
作者さんは「敢えて自己中な主人公にした」と語っていたけれど、東ゆうは自己中というより夢に目を向けすぎて周りを省みる余裕のない等身大の一生懸命な女の子だよね。

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2024年06月17日

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アイドルになるために手段を選ばなかった主人公が友と出会うことで、成長する物語。本当の夢ってのはここまでしないと叶わないんだろうなぁと思わされる。東はオーディションに落ちまくっていたのに、自分で企画をし、挑戦する心を持ち続けた。

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2024年05月26日

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ネタバレ

アイドルなんて丸で関心ないが映像化されると聞いて読んでみた、そして驚いた結構面白いのだ、まだ読んでないが「成瀬は天下を取りにいく」ってこんな感じなのだろうかと思っちゃった。自分のアイドルになりたいという思いを他の女子高生を巻き込んで策を労する東、しかし全部が全部アイドルに成りたいなんて思っていない、最後は東ひとりがアイドルになるのだが、高校時代の仲間たちとの友情は続くといったものだが、読んでいてアイドルのどこがいいのか全く分からなかった、もう少し膨らませてほしい逸話もあったのだが、その辺は素人ってことか。

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2024年04月24日

Posted by ブクログ

夢を叶える難しさとそれを真っ直ぐに叶えようとする女子高生の姿に心打たれました はじめは読んでいて主人公がアイドルグループを作りたくて奮闘する話なのかなと思い読んでいるとボランティア活動などを行なう場面が続きいつになったらこの話の趣旨に追いつくのかなと少し退屈していましたが、最後になってその行なっていたことと夢を叶えた主人公とがつながりさまざまなことに挑戦し、経験し、恥をかき、諦めないことが大切なのだと学びました作中に「夢を叶えた喜びは夢を叶えた人にしかわからない」とあり何事も上手く行くわけではないけれども行動していくことが大切でがむしゃらに生きていくことのかっこよさを学びました最後のページの「方位自身」という曲の歌詞が載っているのですが映画でどのように作曲されるのかが楽しみです♪

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2024年04月07日

匿名

購入済み

読みやすい

文章が読みやすかったです。アイドルが購入したアイドル本なので興味深かったです。アイドルの考えを覗けた感じで楽しかったです。

#ハッピー

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2024年03月28日

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映画化するって知って読んだ。
私自身もアイドルが好きだから、推しグルにゆうみたいな子が入ってきて欲しいと思った。

映画も観たい

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2024年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ


・主人公である東の、少し怖いくらいにアイドルへの想いが伝わるような行動が印象的
・また、心の中で東が思うことと、表面に出しているものの違いが至る所で表現されている感じがして、東自身の聡明さや、ある種ドライな性格が文章から読み取れた
・文章に関してだと、お洒落な言い回しも多いなと思った。例えば、優しい人を表現する言葉として、飴と鞭の甘い方のみを装備している人みたいな表現が印象的だった
・物語としても、感動した。アイドルになりたい東は考えて考えて行動して、グループでアイドルになれたがそれは挫折した。やってきたことは間違っていたのかと悩むこともあったが、その結果かけがえない友(それ以上の関係も)と出会うことができ、その友の応援を支えにしながら、アイドルへの第2歩目を進めていく。グループでのあの時間は決して無駄じゃなかったこと、それに気づいて前に進んだ東に感動した。
・トラペジウムの意味を知り、内容を思い起こした時に、改めてすごくあっているなあと思った

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2024年01月06日

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初かずみん。解説がもうすべてを的確に説明していた。アイドルが描いた小説と侮るなかれ!著者のアイドル愛が詰まった、良き青春小説でした(^^)

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2023年12月17日

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乃木坂46から初の小説家デビュー!ということで、当時現役トップアイドルだった高山ちゃんが、アイドルを目指すある女の子の10年間を描いた青春小説。

アイドルになりたい気持ちやアイドルとしての葛藤が、本当にみずみずしく描かれている。テレビで見る元気な姿とは、また一味違う彼女を見たような気がする。

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2022年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

率直な感想、同じアイドル兼業作家なら加藤シゲアキに軍配かな。と言っても、別にこの本自体は悪くはないと思う。

最も馴染み深い土俵である「アイドルになりたい少女」を描いたストーリーは悪くないんだけど、少し背伸びしてそうな難しい表現と単調すぎる流れが微妙。
起承転結をしっかり事前に練ったんだなってのが良くも悪くも伝わる。

ただ、「並みだな…」と思った感想は最後の瞬間にぶっ壊された。
あとがきが本当にいい。

このあとがきが書けるんだから、下手に打算的で友情を利用するアイドルじゃなくて、ひたすらにハートフルでもっと心温まる優しい路線で書いてほしかった。

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2025年09月25日

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ネタバレ

アイドルを夢見る女の子がアイドルになるために奮闘するお話し。というとよくありそうな話しなのだけど、アプローチが面白い。アイドルグループとして声をかけてもらうため、いろんな人を巻き込んで、チャンスにつなげるための行動を着実に積んでいく。いい目線だけど詰めも甘いので、ハラハラし通しで、やっぱりきちんと転がくる。でもちゃんと友情は残って帰結するいい青春群像劇だなと思いました。やみくもに目指すところに重きを置きたかったのはわかるけど、終わりはちょっとバタバタと締めすぎた印象。アイドルになりたい主人公の手段だったり、気持ちだったりは、アイドルを目指してアイドルになれた作者だから書けるんだろうなというリアル感があって面白かった。

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2025年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ふと入った本屋さんで現役アイドルが描くアイドルを目指す女の子の物語との触れ込みに惹かれて購入。
仲間集めに東奔西走する序盤、主人公の目的は伏せつつみんなを巻き込んで色々と活動する中盤、集めた仲間と夢を叶えて活動を開始した終盤。
単なる成功ストーリーとしてキラキラした女の子たちがキラキラした世界で華々しく活躍していく物語ではなく、彼女たちの未熟さゆえの失敗も衝突もすれ違いも高山さんだからこそ描くことができる様な心情が随所に散りばめられており、リアリティさも伝わってくる作品だった。

読む人によっては物足りないなと思う内容、書き方もあるかもしれないけれど、アイドルが描くからこそ表現する事が出来る人間模様だと思うのでその点は読んでいて非常に興味深いものだったと思う。

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2025年07月21日

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地道なコツコツとした努力が描かれていた。大きな展開というか逆転劇!みたいなのがないのが現実的。本としてはどんどん読める!みたいな感じではなかったけれどアイドルってみんなこんな感じななのかなって。

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2025年04月26日

Posted by ブクログ

作品に登場する東西南北の4人の徐々に明らかになっていく感情には共感する場面もあった。自分の叶えたい夢が全員の共通の夢と錯覚し進んでいく姿にハラハラした。終盤の雰囲気のまま終わるかと思ったが、ハッピーエンド(?)の形で良かった。

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2025年03月21日

Posted by ブクログ

終わり方が見えないストーリーだったけど、なんだか丸く収まったなぁという感じ。刺激を求めてしまった!笑

「格好悪くて、格好よかった」
私は斜に構えてダサいことできない人間なんだけど、ダサいって格好いいよなっていつも思う。時間が経ってこう思えるように過ごしていきたい。

高山一実さんが書いたってことで知ってたけど、映画化もされてたの知らなかったな。

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2025年01月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2024年アニメ映画化で話題になったということで、駆け込みで読んでみた。
発売当時も読んだが忘れていたので新鮮な気持ちで読めた。
なんとも評価が難しく、面白いと否かという自分の感想すらよくわからない。
この作品はアイドルになるまでの物語というか、物語の8割近くが仲間を集い注目を集めるまでの過程となっている。
この作品を表する際、主人公がやばい!というのが取り出たされがちで、確かにアイドルになる目的のために手段は選ばない。
人間関係にもぎごちなさがある。
ただ、昨今のガールズバンドなどの作品で、人間関係のゴタゴタやギスギスといったものが見慣れているのもあり、そこまでの激しさは感じられない。
アニメ映画は話題なっていたので、声や絵が着けば印象が変わるかもしれないが、小説だけだとアイドルになる物語としても、東ゆうの物語としても中途半端という感想になってしまう。

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2024年12月17日

Posted by ブクログ

読みやすさ★★★★☆
誰かにあげたくなる★★★☆☆
満足度★★★☆☆

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綺麗な形ではない、でも、確かに繋がっている4人が眩しかった。
きらきらという表現には遠い気がするけれど、確かに輝いている。
この手はかすり傷しかついていない、という一文がどれだけ力強くて勇気づけられただろう。夢を掴もうとする人は、強い。

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2024年11月09日

Posted by ブクログ

アイドルを目指す女子高生の計画を描く青春小説。
現役アイドルが執筆し、すでにアニメ映画化もしている話題作。知人がアニメ映画を視聴したと聞き、ぜひ小説版を読みたいと思い手に取った。

まず、主人公の女子高生・東ゆうのおてんばっぷりが愛おしい。
無謀でいて毒舌、さらには厚かましさも持ち合わせているのだが、それも含めてこの少女の魅了なのだろう。
物語の中で東と交友関係を紡いでいく華鳥蘭子・大河くるみ・亀井美嘉の3人もキャラクターが濃く、彼女ら4人が過ごす青春のイベントの数々は見ていて心躍るものばかり。
しかし、東の計画の全貌が明らかになるのは中盤以降。あらすじにあるため多少のネタバレは許してほしいのだが、計画の内容は「地元の東西南北に住む美少女を仲間に引き入れ、アイドルグループを結成する」というとんでもないもの。
計画と呼ぶにはあまりにも無謀で稚拙なものなのだが、東はこの計画に一縷の望みを託し、共犯者となった他校の男子生徒・工藤真司と共に着々と準備を進めていく。

物語はテンポ良く…というよりもかなりスピーディに進行していく。
読みやすいと言えばそうなのだが、各メンバーとの出会いの辺りはもう少し深掘りしてもいいのではないかと感じた。
とはいえ、このスピーディな進行が読者をぐいぐいと引っ張り飽きさせないのも確か。「もうそんなに作品内の時間が経ったの⁉︎」とついついツッコんでしまいそうになるものの、貪るようにページを巡り続けてしまう不思議な魔力を持っていた。
少女たちは東に促され運命に身を委ねるものの、次第に重圧に押しつぶされていく。
また、東と3人のアイドルグループとしての話は僅か30ページほどしかないため、彼女らの活動とすれ違い、そして挫折についてももっと深掘りして欲しかったように思う。
しかし、あくまでも序中盤は自身の住む地区の東西南北から可憐な女子生徒を集めアイドルグループを作るという東の計画を描いており、これ以上女子高生らしい日常を過ごす4人というのは描いても蛇足になってしまうのかもしれない(私はもっと見てみたいと思ったが)。設定が好みだっただけに、内容をより濃くし上下巻として読んでみたかったというのが正直な感想。
アニメ映画化されている作品のため、そちらではこれらの場面がより詳細に描かれていると嬉しいと思う。

本編とは関係ない部分ではあるが、文体の綺麗さと独特な表現に強烈に惹かれてしまった。特に「あとがき」は読んでいて心地よさを感じる綺麗な文章だった。
コタツでみかんを食べながら学生時代の記憶に想いを馳せる18歳。想像できるのはシンプルなワンルームとみかんの入ったダンボールなのに、奇妙な愛しさと切なさが込み上げてくる。
独特のテンポと強烈なキャラクターによって紡がれる本作は、美しい文章力の成せる技なのは間違いないだろう。

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2024年12月10日

Posted by ブクログ

都合の良すぎる展開、人の良すぎる登場人物、対照的にわがまま過ぎる主人公。
わりかし高評価が多いイメージだっただけにちょっと期待外れ。

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

東ゆうはアイドルになることに憧れ、東西南北の高校からメンバーを募ってアイドルグループを結成しようと試みる。

ボランティア活動やロボコン、テレビ出演など、機会に恵まれる。果たしてアイドルになれるか、4人の高校生による青春ストーリー。

女子の会話ってこんな感じなんだなー、と読みながらむず痒い気持ちになった。
東ゆうは、身勝手で薄情なところはあるが、行動力がありありなのは見倣いたいと思った。

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2024年04月27日

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ネタバレ

どうしてもアイドルになりたいゆう。
仲間を探すために高校に突撃していく行動力と胆力に驚くものの、表現者はそのぐらい本気で情熱がある人が成るんだろうなぁと納得もできる。

ゆうがシンジと最初に会ったときの目線が、何を意味していたのか、ずっと気になってた。
女子とあまり関わりのない男子の、照れるとか恥ずかしいとか嬉しいって単純な感情ではなさそうな表記が引っかかっていて、最後の一文で回収されて読後の気分がめちゃくちゃ良かった。

個人的に乃木坂のオタクを長い間やっているので、著者の人となりを知ってしまっているから、なんだか不思議な感じで、評価が難しくなってしまう…。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

高校生で職業としての夢がきちんとあるのは羨ましいと思った。
それと同時に叶えることの難しさという現実もきちんと読みとれた。

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2024年01月31日

Posted by ブクログ

かずみんの処女作。主人公のアズマ(東)が東西南北の4人でアイドルをするために尽力する過程を様々な出来事を介して書く。アイドルになることが第1の東に対して他の3人の個性とのぶつかり合いなどもあり、はらはら展開。

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2024年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

昔読んだ作品。

この本は、主人公である東が、アイドルになる夢を叶えるため、自らの足で仲間を探していき、3人の仲間を手に入れるのですが、アイドルを題材にした小説なだけ、3人の仲間はかなり個性的です。
それぞれが個性的故に、会話が面白くなったり、時にはぶつかり合ったりします。
そんな中、4人はどの道を選ぶのか。
そしてこの本の魅力的な部分は、アイドルはキラキラしてて素敵な職業だと思われがちですが、実は想像以上にハードで精神的にもかなり追い込まれるのです。
そんなアイドルのプラスではない裏側なども知れます。
これから先の将来に不安がある時など、是非手に取ってみてください。

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2023年06月17日

Posted by ブクログ

アイドルになりたい女子高生の主人公が、
身近なかわいい女の子を探し募ってアイドルデビューを目指す、
という設定・走り出しは面白かった。
文章力・表現力の拙さは気になるものの、
前半は心地よく読める。

アイドルの作家デビュー作にそこまで期待しちゃいけないのだが
中盤以降、それがちょっと続かなかったな、という感じ。
驚くほど大きな省略を連発するのが、新人らしからぬ大胆さと創意工夫とも言えるし、
書く力が無かったとも取れる。

特に期待と不安、葛藤の入り混じる終盤(アイドルデビュー以降)はもっとじっくり読みたかったなと思う。

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2021年01月13日

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