あらすじ
日本で暮らしていた前世を思い出し、自分が乙女ゲームの悪役令嬢であることに気が付いたヴィクトリア。ところが、時すでに遅く、婚約破棄からの断罪イベントは終了、処刑が決定済みだった! 処刑までは残り三十日。それまで牢獄で過ごすことに。せめて最後まで「悪役令嬢」らしく余生を楽しんでやると開き直ったところ、イケボな隣人や、かわいい看守の少年や、マッチョマン神父と仲良くなって……おまけに、ヴィクトリアを陥れた元婚約者達がなぜか自ら破滅の道を進み始めた!? 監獄から一歩も出ない悪役令嬢ざまぁ物語! ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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爽快かな
牢獄からの大逆転。面白かったです。
悪役令嬢として自分のしたことを棚にあげず、罪を認めながらも、処刑までの間に割りきって楽しく過ごすことで周りを巻き込んでいくのは面白いですね。
記憶が戻ったのが牢獄からとは。そこから割りきれるのがすごい。
いろんな人からの視点で書かれているのも深みが出ていいですね。
読み切りなのでサクッと読めてオススメです。
え?終わり?
悪役令嬢が断罪されて監獄の中での生活を書いています!
『処刑まであと何日』が各タイトルになっているので、じわじわ緊張感が出てくるところが良かったです!
この作者さんはざまぁRTAで知って、悪役令嬢がちゃんと悪役令嬢のまま終わるのを期待して読んだのですが……え?これがエンディング?って言うのが率直な感想です。
自分のした事は後悔しない。って言う信念は良いんですけど、最後数ページでヴィクトリアなんか目じゃないくらいの悪女に覚醒する人がいるので。ヴィクトリア=悪役令嬢とは、ちょっと思えなくなりました。そのくらい強烈でした。
ヴィクトリアは芯の強い普通の子だったな、と。
後、挿絵と小説の描写が結構違います。
文だと髪はボサボサ、組紐一つ貰えないとあるのですが、挿絵はキレイな髪のハーフアップです。一緒に描かれたベアトリスと変わらないくらい美しいのはなんか違和感ありました。
挿絵としても丁度ここが見たいんだけどなーって思ったシーンは見られなかったです。『乙女ゲームのスチルに出てきそう』なシーンでしたら是非ともそこの挿絵が見たかったです。
表紙は綺麗でしたけど、流石にあんなシーンは無かったですし笑
じゃんけんとかのくだりはなんか急に俗なの出て来ちゃった…?とちょっと困惑しました。最終的に良い方に持って行ったのは斬新だと思います。
良い所はもちろんあるのですが、いかんせんラストがちょっと……でした。