あらすじ
何故、これほど世の中に「成功にまつわる本」が売れるのだろうか? それは読んでも成功しないからだー。
ドラマ化された実話小説『破天荒フェニックス』の著者にして、
世界的企業のOWNDAYS社長が放つ2作目は、
世の中の「ウソ」に切り込むビジネス本。
“立派な大人”の言うことは99パーセントは真っ赤な嘘だ!
真実は、常識やルールを疑うことから見つかる。
テクノロジーが類を見ないスピードで進化しているこの時代、過去に教わってきた常識や
考え方は至るところで不具合を起こしている。この先、何を信じて生きていけばいいのか――。
世にはびこるあらゆる常識の「ウソ」に、著者が独自の視点で切り込む。
1章
幸福論のウソ
2章
お金論のウソ
3章
仕事論のウソ
4章
成功論のウソ
5章
人生論のウソ
6章
経営論のウソ
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Posted by ブクログ
目的-目標-手段
OWNDAYSの場合
目的=関わる人たちを豊かにする
目標=売上1000億円、利益100億円
手段=メガネを販売する、世界的なアイウェアブランドを作る
いつの間にか、手段が目的化してしまってる。
豊かにするためであれば、別にメガネを売らなくて良い
メガネを売ることにやっきになる必要はない
Posted by ブクログ
破天荒フェニックスに続き、田中修治さんの本は2冊目。今回の本も、色々勉強になった。
色々取り組みしては失敗し、試行錯誤しながら今に至る、が伝わる本でした。納得・共感する部分も多く、自分の中にすっと入った。
色々勉強になったが、最も印象に残ったのが五つ。
一つ目、仕事をゲームに変える5つの要素。
成長、育成、バトル、収集、交換。仕事は楽しくしたいし、それをいかに部下に伝えるかが重要だと感じる。自分も常に“ゲーム感覚“は意識している。さらにこの5つを踏まえ磨き上げ出来る様にする。
二つ目、選択自体に意味はない。
本当にそうだと感じる。どれを選ぼうが、自分の取り組み次第で成功も失敗もする。これは、今後の自分の基盤にし、色々な人に伝えていきたい。
三つ目、不満を取り除くではなく、納得いく説明をする。不満を解消しても、また新たな不満が出る。そこで、納得いく説明が出来れば、前に進む事が出来る。
それを行う為に、説明の裏付け(正しい根拠)が重要だと感じた。
四つ目、オンデーズの出世は、上に立つでは無く、中心に近づく。非常に例えが上手い。誰とでも目線を合わせる為には、この考えは良い。
五つ目、行動が一番大切。
100回聞くより1回見る、100回見るより1回考える、100回考えるより1回行動する。
これも、これからの自分の基盤としたい。
その他、期待をするから失望する。は、そうだと感じる。もっと肩の力を抜いて、人に期待しない生き方をすると、日常の些細なことでも、とても嬉しくなるし、感謝の気持ちも沢山生まれる。
納得出来るが、そうは言っても思う部分もある。部下とのやりとりでイラッとしてしまう事もある。まだ、色々な経験が少ないと感じる。
Posted by ブクログ
非常に面白い本でした。成功ではなく、失敗から学んでいく方が成功確率をあげられるという考えが印象的でした。また時間を置いて読みたいと思います。
【学んだこと】
・幸せは測定出来ないが、豊かさは測定できる。
→幸せではなく、豊かさで判断を
・お金の本質はただの紙切れ。大切にする必要はなく、どんどん体験に交換していくべき。交換をしていく事で自分の基準を作っていく事が肝要。交換上手が多くの資産を形成できる。
(ex. 人は自分の時間とお金だけを交換してしまうが、お金+α(知識・スキル)を交換できるようにする。お金だけではもったいない。)
・百考は一行にしかず。人は基本的に自意識過剰で他人の目を気にするが、誰も気にしてないので気にせず行動するべき。
・成功は人それぞれバックボーンが異なるので真似したところで出来ないが、失敗は基本的に同じところでする。失敗しない方法を全力で調べることで、成功する確率を上げる事ができる。成功はアート、失敗はサイエンス。起業家なら、帝国データバンクの倒産情報から情報を集める事が可能。
・手段と目的は達成できない、目標は達成できる。目的の為に様々な目標があり、その目標を達成する為に多くの手段がある。目標が目的化した時、組織や集団があらぬ方向に行く可能性がある為注意が必要。
・やりたい事が見つからない人は、「できるようになりたい事」「手に入れたいもの」を書き出すと、すらすら書ける。
・選択自体に意味はない。選択した先は天国も地獄も両方あり、良い選択にも悪い選択にもなりうる。選択には時間をかけず、良い結果にできるよう努力する事が大事。
Posted by ブクログ
自分はメガネを掛けないのでOWNDAYSは「破天荒フェニックス」と田中さんのFacebook投稿くらいしか知らないが”田中さんが代表を退任したあと(2025年までに退くそうな)は大変だろうなぁ”といらない心配が途中から離れてなくなってしまった。
僕のようなメガネ市場と関係のない人からも注目や支持を集めるカリスマ社長が、(ご自身を戒めるためとは言うが)社内制度のハードルを上げ過ぎている。田中さんだからできる、いや、この人がギリギリできるような難易度の高い仕組みをご自身の成長に合わせて導入していくと、次の体制で破綻リスクが高くなる。
国みたいに独裁政治と民主政治が揺れ動くようなくらいのタイムスパンで見られるなら選挙制で上司(社長含め)を選任するのがあっても良いと思うが、会社はけっこうヤワである。中心にいると頑丈そうに見えても数ヶ月の不調で十分傾き、崩壊する。
「破天荒フェニックス」で大活躍した財務の奥野さんのような人名が出てこなかったのも気になった。