【感想・ネタバレ】攻殻機動隊 THE HUMAN ALGORITHM(5)のレビュー

あらすじ

士郎正宗の『攻殻機動隊1.5』のつづきの世界。草薙素子が姿を消した後の公安9課を描いた『攻殻機動隊』最新作第2巻!

公安9課から姿を消した草薙素子の義体が見つかった報告を受けて、捜査を始めたトグサと新人のツナギ。宗教団体「アテルイ」を調査中に高出力の義体部隊の襲撃を受けて、ツナギが負傷する。さらにツナギは、サイトーも警戒する最強の狩人「シロクマ」に連れ去られてしまう。一方、義体メーカー「オオサキ工業」を捜査中のバトーとイシカワは、事件と関連がある階上承を見張っていた。しかし中国マフィアから逃げるために、階上が仕掛けた攻撃によりイシカワが乗っ取られてしまい、バトーと戦うハメになる!!

トグサの前には「シロクマ」が、バトーの前には「イシカワ」が敵として現る!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

原作とは違ったテイストではあるが、新しい絵を取り入れた攻殻機動隊シリーズの五作目。
痛快コンビのトグサたち、先導する女戦士、そして親族長のブレイク、奇抜な殺し屋夜鳥、巨大な陰謀が渦巻くアフリカを舞台にした埃っぽいシリーズ。虐げられた部族を再興し、戦う戦士にしていく儀式はドラッグであり、電脳化が絡んでいた、子供の臓器売買とともにビジネスにしていた勢力は、アフリカでフィクサー的に動いていたであろう柊という日本人を抹殺した。足取りを追っていくうちに、その足跡を消そうという力が働いていく。
やはり緊迫感のある展開は、攻殻機動隊ならではで、電脳化、義体化した世界と、どこかで人間というものの本質を見定めているストーリーは、将来、未来の姿であるパラレルワールドを見せてくれているかのようだ。

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2023年05月22日

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