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Posted by ブクログ
原作とは違ったテイストではあるが、新しい絵を取り入れた攻殻機動隊シリーズの五作目。
痛快コンビのトグサたち、先導する女戦士、そして親族長のブレイク、奇抜な殺し屋夜鳥、巨大な陰謀が渦巻くアフリカを舞台にした埃っぽいシリーズ。虐げられた部族を再興し、戦う戦士にしていく儀式はドラッグであり、電脳化が絡んでいた、子供の臓器売買とともにビジネスにしていた勢力は、アフリカでフィクサー的に動いていたであろう柊という日本人を抹殺した。足取りを追っていくうちに、その足跡を消そうという力が働いていく。
やはり緊迫感のある展開は、攻殻機動隊ならではで、電脳化、義体化した世界と、どこかで人間というものの本質を見定めているストーリーは、将来、未来の姿であるパラレルワールドを見せてくれているかのようだ。