【感想・ネタバレ】アナログを蘇らせた男のレビュー

あらすじ

いま、レコードは消え去ろうとしている。しかし、レコードの溝に刻まれた音楽のすべてを、現在のプレイヤが引き出しているかといえば、けっしてそうではない。CD全盛の流れにさからい、奥深いアナログ・レコードの音をもとめて、ついに独創的なLPプレイヤの開発に成功した、一匹狼の技術者・寺垣武の爽快人生!

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Posted by ブクログ

1人の技術者が理想のアナログレコードプレーヤーを求めて試作から市販まで、時代が丁度CDの明瞭期〜普及初期と重なる中での寺垣プレーヤー開発物語。
オーディオテクニカやリコー等から億単位の支援があったとは言え、音溝を先行して読み取るセンサーやらレコード盤偏芯補正システム、5kgも!あるスタビライザー、水平ではなく傾けたターンテーブル、静止状態ではグラつくアイドラー、再生中にアームを叩いても何ともない、などなど。
ここまでやるか!アイデアと技術のオンパレード。
『レコード表面粗さ測定器』とまで評された。
寺垣Σ3000の価格は230万円。ハイパーインフレが起きている現代のハイエンドオーディオの世界。今となって230万円は安いのでは?と感じてしまう。

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2025年06月13日

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