【感想・ネタバレ】左手のための二重奏(2)のレビュー

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感情タグBEST3

匿名

無料版購入済み

左手と右手で違う奏者が音を奏でた時ってどんな音になるんだろう、って
読みながら想像してしまいます。
コンクールでの演奏の終わり方が衝撃的で面白かったです。

次なる新たなライバルの出現。どうなっていくのか楽しみですね。

#アツい #感動する

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2023年05月25日

pi

ネタバレ 購入済み

久遠の灯

弓月ちゃんのお父さんの説得に成功し、ピアノの道を進み始めた的場くん。
ピアノを始めて1ヶ月でピアノのコンクールに参加します。事故から日付が経っていないこともあり、周りからは好奇の目で見られます。
そんな視線をものともしない的場くん。
「目標は久遠に勝つそれだけ」と言い切ります。
ピアノというほぼ未知の世界を突き進む中、目標を定め芯をぶらさずに突き進む姿からは私も頑張らなきゃと力を分けてもらいました。
久遠ちゃんは純粋に灯とコンクールで競え合えることを楽しんでいました。しかし、大人は2番となった久遠に厳しい言葉を向けます。
「1番じゃなきゃ聞いてもらえない」と考え、久遠ちゃんピアノをやる意味を見失います。そんな久遠を救ったのも灯ちゃんでした。
灯ちゃんと約束したことを叶えるため、ピアノを続けることを決意しましたが、灯の死後意味を見失ってしまいます。
その久遠に対してピアノで的場くんと灯ちゃんは語りかけます。その演奏は未完成でもみんなの心に語りかけました。
その未完成の曲は世界的に有名な作曲家クリフトン・ラノに届くほど素敵なものでした。
いつ完成する?と聞かれた時にいつまでと期間を答えるのではなく、世界一の舞台でと答える的場くんは不安定な未来ではなく自分の目標を見据えているのだと思いました。とてもカッコいいです。

未完成ながら注目の人になった的場くんに今後どのような展開が待ち受けているのかとても楽しみです。

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2022年04月26日

ネタバレ 購入済み

面白い!

こういうタイプの漫画は初めて読みました!
左手という、ファンタジーが混じってるのが、
面白いですね!

#感動する

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2021年06月29日

Posted by ブクログ

大ポロネーズなど、曲に迫ってるところがあって読み応えありました。コンクール場面も良かったです。ただ、続々と灯のために軍団が現れ、食傷気味になりかねないかなあ。音楽ってそんなもん?自分の音弾けばいいのに、ノエル。彼の雰囲気、映画版の風間塵を思い出しました。

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2021年06月27日

Posted by ブクログ

シリーズ、第二弾。
灯の親友・音理(ねり)を救うため、厳しいピアノ練習に取り組むシュウ。
左手に宿った灯のサポートで、メキメキと実力をつけて行く。
絶望の淵にいる音理に、シュウのピアノは届くのか?
そして、大音楽家・クリフトン・ラノ、その息子ノエル。2人の登場が、新たな波乱を呼ぶ?
一度聞いた演奏を、全て完璧に再現する天才。
果たして、シュウとノエルの未来は、どう変わるのか?

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2023年02月23日

Posted by ブクログ

たった一ヶ月の練習でコンクールの舞台に上がった周介の度胸には驚嘆してしまうけど、平気なように見えていただけで彼も緊張してしまうのか
けど、その緊張を止めるのは音理がくれたカイロでも言葉でもなく、音理の悲鳴のようなピアノがきっかけとなるのは何とも彼らしいと感じられる描写だった
周介を突き動かす燃料となるのは基本的に灯なんだよね。生き続けるべきだった灯が死に、自分の右手に宿った日から周介を生かしているのは灯に為すべき事をさせるという強い覚悟、そして灯が叶えたいと願ったものを変わりに、そして二人で叶えたいという強い衝動
覚悟を明確にした瞬間から周介からは緊張が完全に消えてしまうのは面白い

それにしても周介と灯の演奏シーンは独特の勢いが存在したね
灯が操る左手が奏でる柔らかな伴奏、周介が操る右手が奏でる力強い主旋律
これはどう考えても滅茶苦茶な演奏で、評価されるようなものではない。でも、灯を失ったことで自分の音を失った音理の心にはこれ以上無いくらい届く
左手と右手が奏でる楽しげな連弾はコンクールの参加した目的を何よりも果たしてくれる

だからあの連弾を音理に聞かせた時点でこのコンクールにおける周介の目的はほぼ果たせていたと思えたからこそ、続きを弾けないと頭を下げる彼の姿に再び律儀さを感じてしまったよ
それでいてラノの言葉に豪胆な返しをするものだから周介の一挙一動には魅せられてばかりである


こうして周介は灯と共にピアノを極める道を歩む姿勢を鮮明に出来たのだけど……
まさか、このタイミングで別のアプローチによって灯の音を継承しようとする人間が現れるとは思わなかった!
まるで灯を中心にして回っているかのような若手音楽家達。けれど周介は灯と同じく中心にいるはずなのにその潮流に参加していなくて……
才能ある者達の世界を体感して志しを新たにする周介のこれからに思わず期待してしまうラストだった

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2020年09月24日

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