あらすじ
年間500冊。
書評を出すたび売上ランキング急上昇↑
超人気の書評家が、
「日常」「お金」「売れる本」「本の選び方」「要約の極意」「心を動かす文章術」「批評/感想文との違い」
など、秘密も技術も大公開。
【見出し例】
・書評とは?
・書評家としての一日
・編集者の「ある種の熱意」について
・いい書評、ダメな書評
・書評を通してわかった自分の考え
・書評家の「癖」
・書評家の「収支」
・書評家が思う「おもしろい本」「売れる本」「話題になる本」「自分に役立つ本」「意外な本の選び方」
・「人の心をつかむ/動かす」文とは?
・読書術としての書評
・要約、7つのポイント
・書評とネタばらし
・僕の書評の書き方 etc.
本好き、(とくに)必読!
【著者プロフィール】
印南敦史 (いんなみ あつし)
作家、書評家/株式会社アンビエンス代表取締役
1962年東京生まれ。
広告代理店勤務時代に音楽ライターとなり、音楽雑誌の編集長を経て独立。
書評を出すたびAmazonランキングが急上昇する人気の書評家となる。
主な書評発表媒体に、「ライフハッカー[日本版]」「東洋経済オンライン」「ニューズウィーク日本版」「マイナビニュース」「サライ.JP」「WANI BOOKOUT」など。
著書に『遅読家のための読書術』(ダイヤモンド社)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)、『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』 (星海社)のほか、音楽関連の著書も多数。
年間約500冊という驚異的な書評量を誇る。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
仕事柄、文章を良く書く。では良い文章とは何か。
書評というジャンルに限定されたものかもという気持ちもありつつ読んだ。
広く良い本、読むべき本を求める。自信をもって書く。自分が何を伝えたいかではなく読み手が何を求めているか、を書く。誠意をもって。
読書にどう向き合うか、という側面からもいろいろなヒントが得られた。
文章の読みやすさ、伝わりやすさはさすが。
Posted by ブクログ
書評家として著名な著者が、書評という仕事について率直に述べた本。
面白かった観点として、自分の意見よりも、読者にどれだけ興味をもってもらえるかという点を強調していたところ。
最後の方に、1導入、2ファクトの紹介、3まとめ、という書評の書き方があり、読まれる書評家の特徴としてポイントがまとまっており、書き方も参考になります。
文章のリズムを大事にしていることと、文章力という基本はもちろん大事なのだが、センスがものをいう、という点については、実際はそうなのでしょうけど、余人にはマネできまないかもしれませんね。
たくさん読んで、たくさん書いていくしか上達の方法はないようです。
Posted by ブクログ
読書記録です。まだの人は読まないでね。
カテゴリで「書評より読みたいに登録」があるぐらい、今までに読んだことのない作家さんやジャンルを手に取ってます。アタリハズレのなかでアタリが多かった著者の書評に対するこの本を読んで、書評で選ぶ本にアタリが多くなりそうな、ハズレでもま、いっかと思えるような予感がします。
「あなたが世界のためにできるたったひとつのこと《効果的な利他主義》のススメ」を読んで影響を受けたとありましたが、常に書評を読む側のことをことを考えている姿勢が感じられます。だからアタリが多いのかな。年間500冊の本と出会う(1日1~2冊のペースで書評を書いている!)著者が影響を受けた本を参考にしてみようかな。読みきれるかわからないけど…
Posted by ブクログ
<目次>
第1章 書評家の仕事は
第2章 書評家の「裏」話
第3章 年500冊の書評から得た技術
第4章 書評の技術・書評の教養
<内容>
書評家なる仕事が現在は成り立っている。ネットにブログを載せ、そこから派生して新聞や雑誌(こちらは昔からあったが、これを本職とする人はいなかったのでは?)に書き、こうして本まで書く。好きな本読みでできるのだから、「いいな」と思う。しかし、この本ではそうした書評家の仕事の内実を赤裸々に書いてくれている。さらには、書評のテクニックまで。著者はかなり誠実な人柄らしい。そしてその内容は、ウソや虚飾など見られない、納得のいくものである。書評家になる必要はなくとも、本読みで、いくばくか文章を書く必要のある人なら、ぜひ一読を勧める。