あらすじ
人は、自分の「言葉」を獲得することで、初めて自分の人生を生きられる――。見城徹は
いかにして道を切り拓いてきたのか? 正確な言葉がなければ、深い思考はできない。深
い思考がなければ、人生は動かない。読書をして自己検証する。自己否定する。自己嫌悪
との葛藤の末に自分の言葉を獲得する。出版界の革命児が突き付ける、究極の読書論。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
読書は、自分の弱さを思い知らされ、同時に自分を鼓舞する。現実と戦うための武器なのだ。
→彼らと比べたら、自分の苦労など生ぬるい。
沢山本を読んだ!は下らない
→教養=情報量ではない!情報を得たければ検索をすれば良い
→教養=得た情報から何を感じたのか?という「他者への想像力/自ら考える力」である!
読書は、人生で経験し得ない全てを学ぶことができる
他者の考えに共感する力・語彙力を得ることができる
→それにより、自分の世界観を広げられる
自己検証、自己嫌悪、自己否定、そして究極の自己肯定の流れがなければ人は進歩しない
→自分の行いを内省し、恥じ、改善せよ
→人生が成功したかどうかは死ぬ時に分かる
→本を読めば、自分がいかに生ぬるい人生を歩んでいるのかが分かる
読書をしているのかどうかは、「言葉の正確性」「思考の厚み」で分かる
→自己検証〜自己否定を繰り返ししているか、とも言える
人は、期待するほど自分のことを見てくれないが、がっかりするほど見ていない訳ではない
→地道に成果を出せば、必ず見てくれている人がいる
→成果がブランドを生み、ブランドが人と金を呼ぶ
Posted by ブクログ
見城さんの一言一言が重い。
表面的な知識を得て、知った気になってはいけない。どう感じて何を考え行動したかが大切である。
以下に印象的だったことを書き留める。
読書の意義
一生かけて学べないことを他者から学ぶ、別の世界を経験できる
自己検証、自己嫌悪、自己否定→進歩
知識者から実践者へ 実践しなければ意味がない
思考の軸にする、何冊読んだかは関係ない
読書
①必要な情報を本から取得
書かれていることにフォーカス
②別の世界を経験
どう感じるかにフォーカス
本書でお勧めされていた、蜜蜂と遠雷 に出会えた。読書で新たな本に出会える機会に感謝!!
Posted by ブクログ
本を読む中で何かに熱狂している人は、同じことを言っているとこの本を通して再認識した。
それは、圧倒的努力である。努力だけだと安っぽくなってしまう。
しかし、夢中、没頭になる圧倒的努力、努力が自分の世界を広げ深めると分かった。
本では、読書という手段でそれを物語っている。
とにかく動いて動いて動きまくって、そこから何か感じ、自分の言葉を獲得し、とにかく思考する。
考える前にとにかく動いて今を熱狂したいと思う一冊。
Posted by ブクログ
面白い、引き込まれる文章。熱量というか、ほとばしる情念すら感じる。
編集者として、圧倒的努力を通じた筆者の読書論と思考、言葉。
自身が編集を担当した作家に関する選書としても参考にしたい。
Posted by ブクログ
かなり思想強いが、見城さんの魂を削って綴られた実体験に基づく読書論だ。
読書という荒野とは、まさにな、タイトルなもので、本来的には読書とは、自己を変革するためのものとして活用するものであり、その自己変革の過程は、自身の魂を削りながら行われる、苦痛を伴う行程であるがゆえに、荒野という表現はしっくりくるなと。
自分自身に転じて考えると、自身の読書は、表面的なものになっていないか。読書を通じて、自分はここまで深く考えられているのだろうか。など、見城さんの読書を通しての実践から、読書の本質的なあり方を思想強めな観点から学べたので、非常に参考になった。
定期的に読み返して、自身の教訓としていきたい。
Posted by ブクログ
熱いなあ、熱くなれてるか?
読み出すとぐっと引きづり込まれる。
言葉というものが生き方を作る、つまり言葉に重きを置く。
一心不乱に本を読み、自分の情念に耳を済ます時期は、必ず自分の財産になるという言葉が刺さる。
Posted by ブクログ
自分を見つめ直すために読書をし続ける。
成功者は読書家が多いと言われているが、成功者が成功者であり続ける所以を理解できた感じがした。
また今までの自分の読書は日常生活にどう活かすかを念頭に、メモを取りながらと構えてた部分があったが、著者のいう読書とは別世界を感じるためのもので、自分がどう感じるかが重要という言葉に、一見実用的でない本こそ読む必要があるように感じた!
Posted by ブクログ
昔、尾崎豊に関する本を読んだ際に、見城徹氏の存在を知り、それ以来、気になっていた人ではありました。
見城氏にとっての読書の意味、目的、を中心に書かれた本でして、こういう読書もあるのだろう、とは思うのですが、自分にはなかなか難しいかと。
また、見城氏のような生き方は、自分にはとても真似できない、とも思いました。
ただ、この本を読んで、改めて、自分が熱中できるものは何だろう、とは考えさせられました。
そういう意味では、読んだ甲斐がありました。
また、いろいろな本、しかも、人生を考える上で役に立つ本がたくさん紹介されていまして、それらについては、少しでもよいので、読んでいきたいと思います。
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ熱い本でした。
言葉を通じて人生を獲得するという、「冬幻舎代表」である著者の哲学が詰まっています。
本が好きな人は、ぜひぜひ、読んでみてください。
Posted by ブクログ
文庫版じゃない方を持ってはいたが、表紙に釣られて文庫版も買ってしまった。。。
でもお陰で2回目を読む事になりました。何回読んでも熱中して読んでしまう。
Posted by ブクログ
見城徹という編集者、一人の男について、そして如何に彼が読書を愛しているかが分かる一冊。熱量やこだわりには学ぶ事も多く、本好きとしては、読んでいて共感する部分が多いから楽しい。何より、言葉を大事にする著者。そして、その言葉は読書によって磨かれ、それを使いこなす事で人生を切り開いたのだという、生き様が語られる。唯一。表紙のボクサー姿は頂けない。言葉同様に、装丁も中身を語るのだ。
Posted by ブクログ
読書という行為それ自体の大切さ、読書から得られる疑似体験や読書を通じて思索することの重要性、そして読書から獲得した言葉の重み…。筆者が編集者になる前から、これらにとことんこだわってきたということについては感銘を受けたし、大いに反省もさせられた。
一方で、価値観がいまだ昭和的で、むしろ今でもそうでなければならないと頑なに崩そうとしていないところもあって、この点にはやや閉口。
薬と毒とを同時に飲んだような読後感でした。
Posted by ブクログ
稀代の編集者、見城さんの、読書のススメとオススメ本紹介です。
ただ中身は迫力あるスリリングな言葉の応酬!
見城さんの携わった作品の持つエネルギーそのものでした。