あらすじ
【イラスト付き】天涯孤独で身寄りのない梧桐ルカは、十九歳のある日、ケメルマイデン王国という国に召喚される。そこは半竜半人の人々が住む竜神国で、ルカはその国の第一王子のヴィルヘルムと彼の叔父に召喚されたらしい。なぜ自分が呼ばれたのか、この国で何をするべきなのか、ヴィルヘルムに尋ねても何も教えてもらえない。そんな時、ヴィルヘルムの弟・アーベルと出会う。アーベルは過去の誘拐事件をきっかけに口をきくことができなくなっており、そんな彼の面倒を見ることを申し出たルカは、王宮の手伝いをしながら日々を過ごすことになった。弟想いのヴィルヘルムとの距離も縮まり、王国内でようやく自分の居場所を得ることができたルカだが、召喚された本当の理由は、実は竜神への生贄になるためで――? 電子限定書き下ろしSSを収録!!
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Posted by ブクログ
邪魔にならないように息を殺して、一人必死に生きてきたルカ
そんな寂しさを堪えうる存在の愛犬、風太を守るために「なんでもする」と叫んだために異世界に捕らわれる
少しずつルカが異世界で居場所を見つけ恋をする姿が健気でキュンとなりました
ルカが拐われた理由もあり、ヴィルヘルムのルカに対する恋情が中々伝わらなかったり、真摯な思いなのだだったり
焦れったい両片思いにキュンキュンしますねぇ
ルカの心の成長やアーベルの可愛らしさ、ザシャとフェリクスの恋、盛りだくさんで楽しめました!
百日間の愛を伝える手紙を送る作法ってぇぇ!!!
これは悶えますわ!しかも1日かけて読み解いて答え合わせの羞恥プレイ的な!?
想いが通じ合った後のヴィルへルムの開き直った溺愛っぷりが最高ですわ!!!
小山田あみ 先生のイラストも◎
Posted by ブクログ
異世界トリップもの。
竜人王太子×身寄りのない日本人。
待ってましたー!戸田先生の新刊♪今回も面白かったです。
愛犬・風太が事故に遭い命乞いをしていると突然異世界に召喚されてしまっていた受け。事態がのみこめない受けの前に現れた王太子の攻めのもとで庇護されることに。
受けが孤児ということもあってネガティブなんだけど話が進むにつれて逞しくなっていくのは成長ものとして良かった。また登場人物みんな性格が気持ち良くて、働き者で、キャラが生き生きしてる。でも攻めの周りにはそんな魅力的な人物が多いから、特段、受けに惹かれるツボが分かりにくかったのが逆効果だったかも。充分、魅力は感じたけど!
攻めとの絡み(やらしい意味でなく)をもっと読みたかった~
コミコミ特典小冊子では、弟殿下と二人の幸せな日常生活が垣間見れた。