【感想・ネタバレ】新地奉行 太田太田太のレビュー

あらすじ

上から読んでも下から読んでも、太田太田太──。人を食ったような名であるが、この男、歴とした直参旗本の書院番士である。そんな太田太が出役として「新地奉行」へ配転となった。新地奉行とは屋敷改とも言われ、江戸市中の屋敷の所在地、坪数、相続などを調べ、届出を諸屋敷帳に記すのがお役目である。そして、その記録を残すために、どこのどんな屋敷にも立入り御免という役得があったのである。大名家や旗本家も例外ではない。宏大な屋敷でも新地奉行の検めは行なわれた。だが正義漢の強い太田太は、家に隠された重大事の匂いをかぎ取る。闇の空間に悪事の証を見つけ出し、目上の者でも迷わず成敗する特命奉行。その活躍を描く期待の新シリーズ!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 山田剛「新地奉行 太田太田太」、シリーズ№1、2020.2発行。新地奉行とは屋敷改ともいい、江戸市中の屋敷の所在地、坪数などを記帳する仕事、今で言うと住民票の担当でしょうか。どんな屋敷にも立ち入りできる権限があったそうです。その役に就いた太田太田太(おおた たでんた)27歳の物語。津坂浩之進に離縁され出戻った姉の小毬32歳、30歳年下の小夏の家に住む父の精一郎61歳が脇を固めています。

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2022年09月09日

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