【感想・ネタバレ】「できません」と云うな―――オムロン創業者 立石一真のレビュー

あらすじ

倒産寸前まで追い詰められた会社の再建に取り組み、50歳を過ぎてから従業員数を100倍、売上高を1000倍にした立石一真。制御機器大手・オムロンの創業者である。その生涯は、「『できません』と言うな。どうすればできるか、工夫してみろ」という言葉を自らにも課す、“不可能”への挑戦の連続であった。

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Posted by ブクログ

こんな人がいたんだ!と驚愕。
レジェンド。
あとがきの著書と立石一真氏の時空を超えた繋がりのオチも良かった。

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2024年02月10日

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HARD THINGS的で、本の冒頭1/4ぐらいで2回くらい倒産してるし、家族が母妻子とバンバン亡くなる。こんなしんどい創業だったのかと思うと胸が詰まる

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2018年01月02日

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■経営マインド

A.「人を伸ばすのは、任せるのが一番」

B.「営業の声は顧客の声」

C.企業はただ儲もうけるためにあるのではなく、社会に奉仕するためにある

D.こうしたいと思ったら、必ずそうならざるを得ないような条件を先に作る

E.最もよく人を幸福にする人が最もよく幸福になる

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2012年11月18日

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オムロン創業者立石一真。ドラッカーも絶賛した技術屋経営者。ソーシャルニーズに基づいたものづくりにこだわる姿勢。なんとしてでも形にする執念。徹底的なスピードへのこだわり。などなど大変勉強になる。熱が伝わる一冊。

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2011年05月28日

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オムロン創業者である立石一真の伝記。

本人自身が目立つのを嫌ったこともあり,松下幸之助ほど有名ではないが,経営者としては松下に匹敵すると言われるほどの手腕の持ち主だった。

裸一貫で始めた「立石電機」を一流企業に成長させるまでの軌跡が鮮明に描かれている。
「企業とは誰のものか」「なぜ,企業が存在するのか」「企業の役割とは何か」ということに自らの成功体験で以って示されている。

「人を幸せにする人が幸せになる」
嘘でもなく,きれいごとでもないことがよく分かる。

「できませんと云うな」そういう粘り強さが,結果を生むことを改めて実感させられた。

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2009年12月03日

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ネタバレ

先見性にびびる。

早くからコンプライアンスの本質を理解していた立石さん。

信念を貫けば叶うことがよくわかる。

ただ、仕事にこの情熱は入れられんわ。

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2012年09月04日

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・工場長に30前後の若手を起用。人を伸ばすのは、任せるのが一番。
・本社はボロやのに販売の拠点は立派。いい製品を作るにはいい人をつくらなあかん。いい人はいい環境から生まれる。いい環境がいい販売員をつくりいい顧客をつくる。
・企業は社会に奉仕するためにある。その商品が社会にそぐわんかったら、社会は自らの安全のためにそんな企業は容赦なく潰す。
・働く目的、仕事に使命があれば、苦労が苦労じゃなくなる。企業が利潤を追求するのは、人間が息するのと同じ。人間は息するために生きてるんやない。
・崇高な企業理念は国境や民族を超える。
・高能率の結果として高賃金にするのではなく、高賃金を実現させて高能率を期待する。
・「7-3の原理」。7分の成算があれば実行せよ。やがて「5-5」「3-7」に。
・パンフレットを有償に。有償と思えば大事に使う。自分のものという意識があるからだ。
・規制にただ従っているだけで社会の進歩がありうるのか。
・身障者従業員を、税金を使う立場から税金を納める立場に。
・経営者の最大の仕事は、次の時代がどのような時代になるかをいち早く予測して、その時代に対応した製品を開発すること。
・企業は生き物。時として正論と違うことでも決断せなあかんことがある。
・自分の利益より会社の利益、会社の利益より社会の利益。
・条件整備論。こうしたいと思ったら、必ずそうならざるを得ないような条件を先に作ってしまう。社内ベンチャーのB/S、C/F責任。
・もっともよく人を幸福にする人が最もよく幸福になる。
・客観的には仰る通りだろうが、経営には意志と情熱があって、レポートにかかわらず事業を進めることもある。それが経営の難しさであり、面白さだ。

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2011年12月03日

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オムロン創始者の立石一真さんが過ごした一生。

働く事を働くと考えず、自分のやりたい事をやっていると考える。
どんな無理なお願いにも、「できません」とは言わない!!
自分はどうなのか?と考えさせられる本だった

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2010年09月03日

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もともと、会社の創業者の本を1冊ぐらい読んでおこうと思って読んだ本ですが、、、創業者は今、流行の社会起業家ですね。

大企業なので、勤めていてもあまり実感はわかないですが、少なくとも創業者は社会的ニーズ(ソーシャルニーズ)に応えることで、利益を得て会社を発展させていっています。あまりに大きくなりすぎて社員一人一人にその意識が薄いだけと思います。

今の社会起業家だって、従来の手法では儲からないからだれも手を出さなかった領域に、知恵と工夫と努力でニーズに応え、(従来より少ないかもしれなけど)利益を得る。
会社を発展・維持していくためには利益は必須のことだし、別に悪いことではない。
会社の形態が取れるのであれば、いろんなメリットもあり、NPOよりよっぽど楽できる。

それにしても、社長がこの本を読んで部下にはなりたくないと言っていたが、猛烈というかむちゃくちゃというか・・・ベンチャーてみんなこんな感じなのかな・・・

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2010年05月06日

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(K) 開発現場をこよなく愛しながらも、遠くを見つめる中長期的な視点を持った未来想像型の経営の根幹がどこにあるのかを感じ取ることができる。当時とは時代背景が異なるとはいえ、新しいニーズに対する鋭い感度や、顧客を何よりも大切にする姿勢、あきらめない開発など、現代の企業に薄れかけているものが何なのかを教えてくれる。企業規模の拡大と共に失われていくものもあれば、薄れゆく創業者の志と共に消えていくものもある中で、改めて我々は何を大切にすべきなのかを考えなければならない。本当に考えなければいけない時が来ている。効率化という魔法にかかってしまった組織をどうやってその魔法から解放するのか。当時とは変わってきている労働感との戦いでもあるし、過去との決別と共に未来に向けた創造との戦いでもある。
 現在に生き続ける日本の会社の原点がどこにあるのかを教えてくれる。まさにこれは温故知新である。

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2010年01月09日

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読みやすい。いつか朝ドラになりそう。一文だけだけどおちょやんも出てきて、タイムリーで親しみが湧きました。

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2021年03月23日

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オムロンの創業者、立石一真の一生を描いた本

こういった創業者本は伝説のように祭り上げられているので好きじゃないんですが、
そこを差し引いても得るものは大きかったです。

彼がベンチャー精神を持って企業を成長させていった時代は現代とは異なるので、正直言って今真似をすればいいかと言われれば、なかなか難しいと思いますが、

精神の部分、
「なぜ働くのか」という問いが分からない人にとってヒントとなると思います。

働く→自分の金になる

という短い式でなく、

働く→企業が利潤を得る→税として国へ納められる→その金が社会に役立つ→自分含め周りが幸せとなる

という式で考えると、働く意味って結構単純では無いのかな。という考えが自分のモチベーションになってます

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2011年05月29日

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オムロンの前身、立石電機の創立者、立石一真氏の人生。東のソニー、西の立石電機と言われた程、気鋭のベンチャー企業として発展した立石電機。自分の祖父が製作所を営んでいた事もあり、知的で新しい物好きで思慮深い”おじいちゃん”のイメージが重なって、胸にぐっときた。オムロンの由来が京都御室の桜だったことに気付いて感激。仁和寺の桜を思い出した。

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2011年03月28日

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