【感想・ネタバレ】ずっと独身でいるつもり? 分冊版(1)のレビュー

あらすじ

全女子共感度100%!!! 36歳、独身――結婚してない私って、「かわいそう」なの?
親から「かわいそう」と言われてしまったまみ。「ひとり」の恐怖から、元彼との再会に揺れる由紀乃(ゆきの)。仕事中心、恋愛はおざなりなシミズ。やりがいのある仕事に、好きなものに囲まれた暮らし。そんな毎日も、「独身」だったら幸せじゃないの――? 現代(いま)を生き抜く彼女たちが抱える不安、寂しさ、希望をていねいに描き出す、全女性共感必至のオムニバスストーリー分冊版第1巻。

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独身でいること

独身女性の抱える不安や寂しさを丁寧に描いたオムニバスストーリーの第一話。

主人公は大学で上京してきてそのまま働き続け気づけば東京生活の方が長くなりそうな36歳の独身女性のまみ。
大おばあちゃんの葬儀のため地元に週末帰省することになった。
母親と予定について話していると結婚4の予定など聞いてくる。
適当に聞き流すまみに対して母の言葉は止まらない。
おしゃれなインテリアに囲まれてこういう生活がしたかったんだろうけど地震も多いし頼れる人がいないとなんかかわいそうと言われ呆然としてしまう。
その後友人との女子会で味方だと思っていた家族にそういわれることの辛さ、愛とか血縁とかのめんどくささについて話した。
しかしまみはそれでも愛を探して縁を求めて自然に結婚できるんじゃないかと思っていた。
そして葬儀会場に向かうと親戚の子供が増えていることにびっくり。
いとこたちも○○のおばさんとか肩書が増えたことによってしっかりして見えた。
子供のころと変わらないのは自分だけなんじゃないかと錯覚してしまう不安に駆られる。
そこにバツイチの叔父である士朗が現れたことで気持ちが少し軽くなる。
その後掃除で出てきた子供の頃の落書きに将来ゾウさんになりたいと書いていたのを見て思い出すまみ。
それに対し士朗はゾウさんみたいにりっぱになっているよとあっけらかんと話すのだった。
そして独身でもにんきものになりたいと改めて自分の将来に対してそう思うのだった。

30代なかばくらいから独身であることに対する周りからの圧は日増しに強くなっていく。
まみにはこれから結婚するにしても独身のままにしてもゾウさんのような人になっていてほしいと思わずにはいられない作品だった。

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2021年08月01日

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