【感想・ネタバレ】ママはかいぞくのレビュー

あらすじ

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主人公の少年のママは、日々、海賊の仲間たちと宝島を目指して航海に出かける。帰宅すると具合が悪そうにぐったりするママ……。日に日に元気がなくなり、食欲も落ちていくが、宝島を見つけた日を境に元気を取り戻していく。一見、たわいないストーリーだが、裏の真のストーリーに気づいたとき、感動が押し寄せてくる。類のない、大人も楽しめる仕掛け絵本。フランスで話題に。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

読み進めるうちに、もしや...と思いましたが、子供には、いや我が子には、ずっとママはかいぞくだと思っていて欲しい。母親の切なる願いです。

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2024年07月19日

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ネタバレ

男の子の視点でかいぞくのママの様子が描かれます。
ママは「かになんかへっちゃら号」で宝の島を目指して、かいぞく仲間と旅をする。ママは髪を切ってバンダナを巻いていて、旅から戻るといつも疲れている。でも、宝の島を目指してあきらめずに出かける。

カニなんかへっちゃら号という名前、吐き気、短くなった髪の毛、疲労……癌だった人や、家族が癌だった人は、ここに何が描かれているのかすぐに気づくと思います。
一方で、多分、幼いお子さんは書かれたままに海賊のママのおはなしのように受け止められる。

読みながらボロボロ泣いてしまいました。優しい気持ちで描かれた絵本だと思います。ママが元気になって帰ってきてくれてよかった。
ちいさい子どもに自分の病気のことをどう伝えようか、という著者の経験から生まれた絵本なのだそうです。

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2022年02月27日

Posted by ブクログ

もし自分がガンになったら、この本をもう一度読み聞かせたい。
子どもの不安をあおらず、明るく前向きに事実を伝えたいという著者の気持ちが詰まっている。

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2021年06月06日

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普通に読んだ後、もう一度、ママは病気と戦いに言ってたんだよ、と話した後に読み聞かせしてあげて、子供達もよくよく考えながら内容を理解してくれていて、、、良き本と思いました

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2021年03月13日

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5歳の子に乳がんを伝える。
どう伝えるか?
よくできた絵本だ。
絵本を読みながら、自分の状況を話していったら、子どももよくわかって応援してくれるだろう。
つらい実情や現実だけを伝えるだけが真実を話すということではない。

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2020年12月19日

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《「世界一受けたい授業」で大反響!の絵本》と、うたった広告を見て。
内容は全然知らずに、読み始めた。
あれっ?もしかして⁈
かなり早い段階で分かってしまった。
カニを早く発見してやっつけてしまいましょう。
全ての女性に読んで欲しい1冊。
男性にも。

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2020年07月03日

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ネタバレ

カトリーヌ・シュリュグ
パリで3歳から6歳までの子どもを対象にモンテッソーリ教育法を実践する先生、4人の子どもの母親
自らが乳がんにかかり、当時4歳半だったいちばん下の幼い息子に闘病についてどう説明しようかと悩んだときに
5歳の子が夢中になる海賊の話からアイデアが浮かびできた絵本

ママの船の名前は「カニなんてへっちゃら号」
がんの腫瘍の形がカニに似ていることから、西洋では、カニ(フランス語ではcrabe)にはがんの意味がある
英語のcancerも語源は「おおきなカニ」

治療の副作用としての吐き気や体力の消耗、そして脱毛のために頭に布を巻くこと…
そうしたつらい状況が、頭にバンダナを巻き、船酔いに苦しみながら航海(治療)を続け、勇敢に敵と闘い、ときにはその傷(手術のあと)が勝利の勲章になる海賊たちにそっくり

裏表紙かれ
「ぼくのママはかいぞくなんだ。
ふねのなまえは〈カニなんてへっちゃら〉ごう
もう なんかげつもまえから ママは たからのしまを めざして、
かいぞくなかまと そのふねで たびをしている
たびから かえってくると、ママは いつも とてもつかれているみたい」


素晴らしいアイデアの絵本

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2020年06月14日

Posted by ブクログ

闘病中のお母さんがこどもに読み聞かせても安心なハッピーエンドでした。
うまくたとえたなぁと感心しつつ、こどもに心配をかけまいとお話を作る母親を想像して泣けました。フランス語の復習兼ねて原著を読みたいと思います。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私はすぐにカニがでてくるとcancerはガンとカニの意味があると知っていたのでがんとの闘いの話だと気づきました。3歳児は単純に海賊の話と思っている様子でした。反応はそこそこでした。
最後、たたかいにかったという結末で本当によかったと思いました。子供がいる中でがんになったときを考えるとぐっとくるものがあります。
自分がそうなったときや、身の回りにそのような人がいたときには、きっと心強い本になると思いまた読もうと思いました。

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2024年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ガンが急速に身近になっているように感じます。サバイバーの方も身近に何人もいます。でもどんなに身近になっても、当事者にとってその重さは変わりません。家族は共に揺れるので、子どもは理解を超える事態を抱えたまま、そこに飲み込まれていくことになります。
こんなふうに絵本にしてもらえると、その子とよく一緒に遊んでいるお友達にも、伝えやすくなって助かります。ガンという病名よりも、仲良しのお友達にとって大事なのは、その子が何か大きなものに立ち向かってるところだというお腹にストンと入ってくる気持ちだと思うので。
こんなふうに仲良しのお友達やクラスメイトに届けられる絵本は、今までなかったように思います。
チャーリー・ブラウンなぜなんだい?という絵本よりも、応援したくなる気持ちに焦点が当たっていて、不特定多数に読み聞かせるときのハードルが低いです。
日本でも出版してくださってありがとうございます。

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2022年08月21日

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乳がんの闘病生活を海賊の闘いで表現するストーリーは、低学年の児童にもなんとなく分かると思った。直接的な表現は怖いし、かけ離れた話だとピンとこないけど、この作品は、その塩梅がちょうど良いと感じた。

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2021年07月22日

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ネタバレ

フランス語でも癌はキャンサーなんだ。
で傳説の巨大蟹を求めて七つの海を渡る、おかんの話。
ユーモアがあって良い。

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2024年12月22日

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ママは海賊船カニなんてへっちゃら号に乗って宝島を探して冒険の旅をしてる

乳ガンの治療を海賊船の冒険に例えた絵本

読み聞かせ時間は4分ちょっとですが、著者の解説を読むと6分半くらいになります

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2023年05月31日

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【母セレクト】
何気なく手に取ったけど、病気と闘うママを海賊に例えたお話で未就学児にはピンとこなかった。
ただもし自分が癌などの病気を患ったら、この本をもう一度手に取って読み聞かせるだろう。

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2021年09月25日

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子どもの読み聞かせに。
何のお話だったと思う?と聞いたら、「かいぞくのおはなしでしょ!」と。
親が抗がん剤治療で脱毛してるの見ててもこんなもんですよ。
「(かいぞくは)シラミがつくからかみをそるんだよ」とおはなしに書いてあったらその通りに取るのです。
実際にお医者さんや看護師さんに囲まれ治療を受けてるのを見てないと子供には実感出来ないのかも知れませんね。
読後に、お父さんお母さんも海賊みたいに果敢に病気と立ち向かってるよ!とはっきり補完してあげる方が良いかな。

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2021年07月03日

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ネタバレ

ぼくのママは かいぞくなんだ。

ふねの なまえは カニなんてへっちゃらごう

もうなんかげつもまえから
ママは たからのしまを めざして、
かいぞくなかまと そのふねで たびをしている。

かいぞくはきずだらけ。ママにも きずがある。
そのばん、かえってきた ママのかおは まっさおで

きず、真っ青な顔、頭のバンダナ。
あれれ?と思ったら、何と乳がんと闘うママのお話だった。
不安に思う5歳のボクのためにカッコいいママでいる。前向きで素敵な絵本だった。
絵もとても可愛くて、最後のシーンにホロリときた。

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2021年01月31日

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母の子供への思いがこの物語を作ったとよくわかる.つらい治療を楽しい冒険のように語るお母さん,素晴らしいです.

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2020年05月24日

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