あらすじ
――君が憎い。私をただの男にした君が……。
姉の元夫レヴィアスに恋をしていたセルレイナは、罪の意識に苛まれていた。
姉が彼を捨てて平民と駆け落ちするのを止められなかったばかりか、
姉がいなくなった夜、泥酔していた彼と結ばれてしまったからだ。
だがそれから一年後、セルレイナは戦地から凱旋したレヴィアスに
スパイ容疑で監禁されてしまう。
彼は、「検査」と称して彼女の身体を淫らに嬲り翻弄するが、
その冷徹な眼差しの奥には、あの夜と同じ、情欲の炎が滲んでいて……。
若き将軍×罪に囚われた令嬢、理性を壊す執着愛!
【目次】
プロローグ 彼女の過ち
第1章 王女の家庭教師
第2章 罪の夜と再会
第3章 姉からの手紙
第4章 囚われて
第5章 不穏な足音
第6章 取り戻したもの
エピローグ 本当に罪深いのは
あとがき
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
今まで読んだ中でも相当鬼畜度の高いヒーローでしたw
ホラーに近いものを感じましたね…
小説内では「不器用な人」みたいな評価でしたが、イヤイヤイヤ
でも個人的にはとても良かったので本心では人に勧めたい気分
お姉さんがなんのかんの言って良いキャラなので話が重くならずに済んでる気がしました
最後で
隠れた伏線がいくつかあって、展開が面白かったのです。この作者さんのいいところが、十分出ていました。
ですが、その秘密だったからくりとその明かされ方が単純で、呆気ない感じがしました。将軍が私情で、スパイ容疑の事実を歪曲するのを簡単なことのようにしてしまったのが、何だか物足りなかったです。
ヒロインが、ヒーローに飼いならされていく様子がよかったです。
Posted by ブクログ
周りの働きかけが主となって、ヒロインが運命の渦に飲まれて行く様はまさに執着愛といったかんじ。
このお話においてはヒロインがヒーローを初めから好いているので、結果ハッピーエンドになり良かった。
Posted by ブクログ
最初の始まり方が物語に引き込まれる書き方で、そこから話にのめり込んでいきました。
駆け落ちしていった姉の謎を巡り、話が進んでいきますが、それと合わせて姉の元夫への思いを募らせていく主人公が一途で純情なんですが、少しクヨクヨしている感じがして、途中主人公にイラッとしてしまうところもありました。
個人的には姉がとても良かったです。
ストーリーとしては姉を主人公にした方が面白い話になったんじゃないか、と思ったりもします。
それくらい主人公がちょっと地味で大人しすぎて、魅力があまり私には伝わらなかったです。
ヒーローは途中からヒロインへ想いがある事が綴られているので、好きなのは分かっているけれど、最初はヒロインへなかなか冷たい態度なので辛かったです。
といっても、最後は結局ソーニャ文庫らしい執着のあるヤンデレヒーローになるんですが、、、
姉の話や姉の魅力に負けてしまい、ヒロインの良さがあまり際立たなかったので、星3つにしました。