【感想・ネタバレ】ビジネス教養としてのウイスキー なぜ今、高級ウイスキーが2億円で売れるのかのレビュー

あらすじ

今、日本のみならず世界中でウイスキーが大ブームとなっています。

どの蒸留所も需要が供給を上回り原酒は底をつき、新興のクラフトウイスキー蒸留所は至るところに作られる。
まさに「黄金の10年」を迎えています。

日本食ブームに乗ってジャパニーズウイスキーの存在が知られると、訪日外国人の目当ては日本酒からウイスキーに変わったり、
これまで寒冷地帯でのみ作られると思われていた中、インドや台湾といった熱い地域でも作られたり、
あるいは最高価格1本2億円で取り引きされるなどビジネス的な側面を備えたりと、
それらすべてはこれまでのウイスキーの概念を覆すものであり、それらはウイスキーの新教養とも言えます。

本書では、黎明期よりウイスキーを日本で広めてきた世界的に知られる評論家・土屋守氏が、
教養として知っておくべき「ウイスキーの歴史」「ビジネス的な側面」」「可能性を広げるクラフトウイスキー」を紹介。

ワインに迫る勢いで拡がりを増し、投資対象としても注目を浴びるウイスキー。
それはビジネスパーソンなら誰もが知っておきたい必須の教養である。

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Posted by ブクログ

最近一人暮らしを始め、ボトル買いしたウイスキーをソーダで割った(所謂ハイボール)ほうが安いことに気づいた。そして同時に出会ったのが本書だ。

ウイスキーは奥深いなと思った。18Cから現在までの時間軸、現代世界の地理軸からウイスキーを知った。各時代の歴史的要因、地理的要因、文明段階によって蒸溜所ごとに大きくテイストに差が出ることは非常に興味深かった。本書を読むだけで2つの軸を融合させ、多次元的にウイスキーの歴史や価値を理解できた。

給料もらったら少しずついいウイスキーを飲んでみよう、そのウイスキーの歴史を感じてみようと思った。

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2020年04月20日

Posted by ブクログ

相変わらず土屋氏のウイスキーに関する知識に脱帽。
ウイスキーの誕生の奇跡ついては、スコットランドとイングランドの当時の歴史について触れており、ロマンを感じる。

ビジネスマンとして、そして一人の大人として教養の1つとして学ぶべきことが多い。

死ぬまでにリンドーズアビー蒸留所に訪れてみようと思った。

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2020年03月28日

Posted by ブクログ

ウイスキーの歴史とルーツなどがとてもわかりやすい!
ウイスキーに対する見方が変わったし、より好きになった。
これを機にもっと美味しく楽しんで飲めるようになりそう。

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2021年05月21日

Posted by ブクログ

教養としてのウイスキーとはどういった内容なのか、ウイスキーが投資対象として人気があるのか気になり、読んでみた

まずウイスキーの歴史が面白かった!密造と偶然によって熟成という技術が生まれたことが分かった。

スコットランドのスコッチ、アイルランドのアイリッシュの歴史や蒸留所、またウイスキーの熟成年数の定義などが書かれてあり、ウイスキーに対する興味をそそられ、ウイスキーという飲み物の奥深さを知ることができた。

近年ジャパニーズウイスキーも非常に優秀で、数々のコンクールで金賞を受賞しているそうだ、見学できる蒸留所も増えてきているそうなで、一番近くにある、大阪の三島郡島本町にある山崎の蒸留所にコロナが落ち着いたら、一度足を運んでみたいと思う

投資対象としては、一本のマッカラン60年もの(アイルランド人画家のマイケルディロンが直接ボトルに絵を書いた、世界に1つしかないボトル)が2018年11月にオークションで1億7400万で落札され、なんとその差額は1億6900万円以上ということで、現在ウイスキーを対象としたファンドがあるほど、ウイスキーは投資対象として人気があるそうだ。

ウイスキーは保存の方法がワインなどと比べると簡単で、先の人生でもウイスキーを楽しむことは多くあると思うので、これからも勉強していきたい。ウイスキーコニサーという資格もあるそうなので、機会があればチャレンジしてみたい

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2020年08月11日

Posted by ブクログ

ウイスキーが好きで、もう少し詳しくなりたいと読んでみました。
ビジネス教養としてのウイスキーという題名ではあるけど、いわゆるビジネス本ではない。
世界のウイスキーの歴史といった感じ。
著者の蘊蓄がさまざまな方面から書かれています。

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2025年05月18日

Posted by ブクログ

ウイスキー入門としては充分すぎる内容。歴史部分が最初で、ちょっと教科書みたいでちょっと飽きてしまったが、ビジネス教養以上な気がする。スコットランド・スコッチの扱いが大きく、アメリカやカナダはあまりない。
ウイスキーは確かにビジネス視点、特に海外からの評価とインバウンドの回復からみると、かなり注目に値するけど、47都道府県に蒸留所は飛躍しすぎかな。
ツーリズムしかり投資しかり、ワインのあとを追っている感があるが、ウイスキーらしさでもっと存在感だせそうな気がする。
やはり何十年も寝かせたものを飲むというのは浪漫があるなと思う。もっとなぜいまブームなのかを掘り下げられたらもっと面白いと思う。

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2023年09月16日

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