あらすじ
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【身近な建物が楽しくなる。ナゾとギモンを一挙解決!】
屋根の形は、どうやって決まるの? 正面だけが西洋風の看板建築って、どんな構造? うだつが上がらないの、うだつって何? 日本の建築をテーマに、さまざまな建築のナゾを楽しく解き明かします。古民家から、お寺、神社、城、庭、代表的な近・現代建築まで、建築家ならではの視点で、建築物の見方、楽しみ方を図解します。理系の知識がなくても大丈夫。私たちの生活や伝統美など、暮らしの文化に根ざした日本建築のスゴさと面白さがわかります。建築士しか書けない精緻なイラストを満載。60項目で楽しむ建築エンターテインメント本です。
<著者について>
スタジオワーク (すたじおわーく)
フィールドワークを重視し、変わりゆく自然や生活感あふれる街の風景に興味を抱きながら、ささいな事物・事象に疑問を持ち、新しい価値観を発見して驚き、ときには自慢そうにうんちくを語り、そのことを社会に発信する建築家・建築士のグループ。
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Posted by ブクログ
眠れなくなるほど面白い建築の話
■建物は住み続ける事で完成していく
・建築物は完成ではなく「竣工」
・建築工事が終わったという意味だが、完成ではない
・岐阜県の吉島家住宅の梁・縁板の光沢→長年住む人がからぶきしたことで現在の飴色の光沢
・つくり手とつかい手の時間をかけたつながりが「わびさび」を生む
・「竣工」という言葉には、変化を楽しみ、時間をかけて完成させる文化がある
■日本は1つの部屋で暮らす
・日本では部屋の名前を機能ではなく広さで呼ぶ(6畳間・8畳間)
家具を「畳む」事で、収納し、状況に応じて空間を変化させる
・西欧は部屋の機能を固定する。
■西欧と日本では曲線が違う
・縄だるみ曲線はヨーロッパでは見られない。
・コンパスではなく、「たわみ尺」と呼ばれるうすく長い板をたわませて曲線を描く
・石垣・花頭窓・茅葺屋根・しめ縄・日本刀の反り