あらすじ
名門・師団坂法律事務所。
しかし創設者を喪って以来、
事務所の経営は下降の一途。
創設者の娘で弁護士の芽依は、
助っ人として、元医師で弁護士の鷹野和也を海外から招聘する。
ほっとした矢先、鷹野は事務所を「診断」し、
無能な弁護士を「切除」すると宣言。
しかも死刑求刑不可避な裁判で、死刑を回避すると言い出し、
交差点に突っこんで死傷者を出した男の弁護に挑む。
新時代を切り拓く、絶対的に面白いリーガル・ミステリ。
感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
この作者の『雪冤』を読んだ時にかなり重い気分にな今回は今回は思っていたよりも軽い気持ちで読めた。
個性的な弁護士チームの話であり、鷹野の思惑が若干都合が良すぎる展開ではあるものの縦軸に彼の過去が存在しているので興味は続く。
Posted by ブクログ
元医師という異色の経歴の弁護士という設定がフォーカスされた裏表紙のあらすじから、鷹野が中心の話かと思いきや、師団坂法律事務所の面々を主役にした短編集みたいな様相。
各話それぞれ、真実を明かされることが決して「こうであってほしい」という理想とは異なる内容だったりして、なかなか悩ましい気持ちにさせられます。
そこに関しては、よく言えば印象的な話ではあったので、悪くはないポイントだったのですが、鷹野の過去にまつわる話が未解決のまま終わったのにはちょっと肩透かし喰らった感がありました。
そこは同時に購入した次巻「アイギスの盾」以降で明かされると期待しておこうかと思います。