【感想・ネタバレ】モーツァルトは「アマデウス」ではないのレビュー

あらすじ

西洋音楽史の常識を覆す、衝撃の真実! モーツァルトは二度「殺された」。今日、「アマデウス」と言えば、多くの音楽ファンが、夭逝した18世紀の天才作曲家・モーツァルトのことを思い浮かべるだろう。しかし当の本人は、生前「アマデウス」と呼ばれたことも、名乗ったことも、まして署名などしたこともなかった。嘘だと思うなら、本書をご一読いただきたい。モーツァルトは、ある時期から自筆の楽譜に「アマデーオ」と、書簡の類には「アマデ」とサインし、その名を死ぬまで大切に使い続けた。それはなぜか。なぜなら、それはモーツァルトにとって唯一の宝であり、自身を支える矜持だったからだ。にもかかわらず、生涯大切にした最愛の名前を、死後、誰が何のためにモーツァルトから引き剥がし、似て非なる「アマデウス」に改竄してしまったのか……。著者は、不遇のうちに35年の短い生涯を終えた天才の渇望と苦悩に寄り添いながら、その謎を解き明かし、さらに西洋音楽史の欺瞞にも切り込んでいく。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

刺激的なタイトルの問いを軸にモーツァルトの生涯を追う。冒頭の謎の提示はたしかに興味がそそられるけれど、中盤以降はちょっと長いなあと感じたのでした。昔も今も人間は変わらなくて、もてはやされればそれを羨む人が出てくるし、才能があるがゆえに孤独を感じてしまう。結局、ドイツという国の対面を守りたいと考えた人たちのせいで「アマデ」ではなく「アマデウス」になった。

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2020年04月18日

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